118D070|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
歯科用コーンビームCT で判断できる偶発症はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
歯科用コーンビームCTは、根管と歯根周囲硬組織を三次元的に描出します。根管治療の偶発症では根管側壁穿孔と根管内器具破折の確認に有用です。
解説
根管側壁穿孔では、根管と歯周組織の異常な交通位置を三次元的に確認できます。破折器具は高吸収の線状構造として根管内に描出され、位置・長さ・根尖との関係を評価できます。
軟組織の化学損傷や洗浄剤逸出は、臨床症状と経過から判断することが中心です。器具誤飲では胸部・腹部エックス線などで消化管・気道内の位置を確認します。
選択肢の確認
a.器具の誤飲
誤り。
器具の誤飲は胸部・腹部エックス線などで全身内の位置を確認し、歯科用CBCTの適応ではありません。
b.根管側壁穿孔
正しい。
根管側壁穿孔は根管と歯周組織の交通位置をCBCTで三次元的に評価できます。
c.根管内器具の破折
正しい。
根管内器具の破折は高吸収像として描出され、根管内の位置を判断できます。
d.口腔軟組織の化学的損傷
誤り。
口腔軟組織の化学的損傷は視診、疼痛、腫脹などの臨床所見で評価します。
e.根管清掃剤の根尖孔外溢出
誤り。
根管清掃剤の根尖孔外溢出は急激な疼痛、腫脹、出血などで診断し、CBCTで直接・確実に判断する偶発症ではありません。
覚えるポイント
- CBCTは根管と硬組織の三次元評価に適します。
- 側壁穿孔と破折器具の位置確認に有用です。
- 誤飲は胸腹部画像、軟組織損傷は臨床所見で評価します。