118D010第118回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

歯の喪失に伴う二次性障害はどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: c

正答

c

この問題のポイント

歯の喪失による障害は、直ちに生じる一次性障害と、歯列・咬合の変化を介して生じる二次性障害に分けて考えます。

解説

歯を失うと、隣在歯の傾斜、対合歯の挺出、歯列の移動が起こり、咬合関係が変化します。その結果として早期接触が生じることがあります。これは歯の喪失後に時間をかけて生じる二次性障害です。

咀嚼困難や審美不良は、欠損によって直接生じる一次性障害として理解します。咀嚼筋痛は二次的に起こり得ますが、設問で最も典型的に示されるのは早期接触です。

選択肢の確認

a.開口困難
誤り。
開口困難は歯の喪失に必発する二次性障害ではありません。顎関節や筋の病態など別の原因を考えます。

b.審美不良
誤り。
審美不良は前歯欠損などによって直接生じる一次性障害です。

c.早期接触
正しい。
歯の移動や対合歯の挺出によって咬合が変化し、早期接触が生じるため二次性障害に該当します。

d.咀嚼筋痛
誤り。
咀嚼筋痛は咬合変化に伴って生じる可能性はありますが、歯の喪失に伴う代表的な二次性障害としては早期接触が優先されます。

e.咀嚼困難
誤り。
咀嚼困難は歯を失った直後から生じ得る一次性障害です。

覚えるポイント

  • 一次性障害は欠損による直接的な機能・審美障害です。
  • 二次性障害には歯の傾斜、挺出、咬合変化、早期接触があります。
  • 欠損を放置すると歯列全体の変化につながります。

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