118B090第118回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

6 歳の男児。近医から紹介があり来院した。下顎左側第一乳臼歯は2 週前に抜去 したという。欠損部に保隙装置を装着することとした。初診時の口腔内写真(別冊 No. 32)を別に示す。 製作過程の一部を順番に並べよ。 解答:歯面清掃→①→②→③→④→⑤

118B090の問題画像
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正解: d

正答

d

この問題のポイント

バンドを用いる保隙装置の作業模型製作では、口腔内でバンドを適合させてから印象採得し、バンドを印象内へ戻して固定した後に石膏を注入します。

解説

歯面清掃後の正しい順序は次のとおりです。

1.バンドの口腔内試適
2.印象採得
3.バンドの印象面への試適
4.バンドと印象材の固定
5.石膏注入

先に支台歯へ適合するバンドを選び、口腔内で辺縁、接触点、咬合を確認します。印象採得後はバンドを印象内の正確な位置へ戻し、石膏注入時に動かないよう固定します。

手順問題のポイント
石膏注入は印象とバンドの位置関係を確定した後の最終工程です。

画像の確認

実画像では、下顎左側第一乳臼歯の欠損空隙が第二乳臼歯の近心にあり、後継永久歯が萌出するまで保隙が必要な状態である。歯面清掃後に第二乳臼歯へバンドを試適し、印象採得、印象への再配置・固定、石膏注入と進める正答dを支える。

選択肢の確認

a.a → e → d → b → c(印象採得 → バンドの印象面への試適 → バンドと印象材の固定 → 石膏注入 → バンドの口腔内試適)
誤り。
印象採得より前にバンドを口腔内で試適する必要があります。また、石膏注入後に口腔内試適する順序も不適切です。

b.b → c → a → e → d(石膏注入 → バンドの口腔内試適 → 印象採得 → バンドの印象面への試適 → バンドと印象材の固定)
誤り。
石膏注入を最初に行うことはできません。口腔内試適と印象採得、印象内でのバンド固定が先です。

c.a → c → e → d → b(印象採得 → バンドの口腔内試適 → バンドの印象面への試適 → バンドと印象材の固定 → 石膏注入)
誤り。
印象採得前にバンドの口腔内試適が必要です。提示順序では最初の二工程が逆です。

d.c → a → e → d → b(バンドの口腔内試適 → 印象採得 → バンドの印象面への試適 → バンドと印象材の固定 → 石膏注入)
正しい。
バンドの口腔内試適→印象採得→印象内へのバンド試適→固定→石膏注入の正しい順序です。

e.b → d → e → a → c(石膏注入 → バンドと印象材の固定 → バンドの印象面への試適 → 印象採得 → バンドの口腔内試適)
誤り。
石膏注入や印象内固定を印象採得より前に行うことはできず、工程が成立しません。

覚えるポイント

  • 正しい順序は口腔内試適→印象→印象内試適→固定→石膏注入です。
  • バンドは印象内の正確な位置へ戻します。
  • 石膏注入前にバンドを印象材へ固定します。

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