118A070|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
顎下部の疼痛を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No. 22A、B)を別に示す。 追加する画像検査と目的の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。

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正解: a
正答
a
この問題のポイント
顎下部痛とエックス線不透過像から唾石などを疑う場合、CTは病変の三次元的位置と周囲組織との関係を確認するのに有用です。
解説
顎下腺管は長く屈曲し、唾液の性状も影響して唾石が生じやすい部位です。CTでは石灰化物の位置、数、大きさ、腺内か導管内かを評価できます。
画像の確認
実画像では、パノラマ像に多数歯欠損と残根があり、下顎咬合法像では口底部に境界明瞭な円形不透過像が写っている。石灰化物の三次元的位置を確かめる追加検査としてCTを選ぶ正答aに対応する。
選択肢の確認
a.CT 病変の位置確認
正しい。
CTは石灰化病変の三次元的位置を明瞭に示し、治療計画に役立ちます。
b.PET/CT 転移性腫瘍の診断
誤り。
顎下部痛と石灰化病変の初期評価としてPET/CTを行う目的ではありません。
c.超音波検査 血流速度の評価
誤り。
超音波は唾液腺と唾石の評価に有用ですが、主目的は血流速度測定ではなく、腺実質や導管・石灰化物の観察です。
d.唾液腺造影撮影 唾液腺機能の診断
誤り。
唾液腺造影は導管系の形態を描出します。唾液分泌機能を直接定量する検査ではなく、急性炎症時には適さないことがあります。
e.唾液腺シンチグラフィ 悪性腫瘍の鑑別
誤り。
唾液腺シンチグラフィは主に唾液腺機能を評価します。悪性腫瘍の鑑別を目的とする検査ではありません。
覚えるポイント
- 唾石の位置確認にはCTが有用です。
- 唾液腺造影は導管形態、シンチグラフィは機能を評価します。
- 超音波では腺実質と病変を低侵襲に観察できます。