118A057|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
乳歯外傷の特徴はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
乳歯外傷は歩行が不安定な1~3歳に多く、前方へ転倒して上顎乳中切歯を受傷することが最も多くなります。
解説
乳幼児は頭部が相対的に大きく、危険回避動作が未熟なため、転倒による前歯部外傷が生じやすくなります。
乳歯では歯槽骨が柔軟で、歯根も永久歯と比べて短いため、歯冠破折より脱臼性外傷が多いことが特徴です。後継永久歯胚への影響にも注意します。
選択肢の確認
a.受傷原因は衝突が最も多い。
誤り。
乳歯外傷では歩行開始期の転倒が最も多い原因です。
b.受傷年齢は1 ~3 歳に多い。
正しい。
歩行が始まり運動機能が未熟な時期に外傷が多発します。
c.受傷頻度に性差はみられない。
誤り。
一般に男児に多い傾向があり、性差が全くないとはいえません。
d.受傷様式は脱臼より破折が多い。
誤り。
乳歯では歯槽骨が柔軟なため、破折より脱臼性外傷が多くなります。
e.受傷部位は上顎乳中切歯が最も多い。
正しい。
前方へ転倒した際に最も突出した上顎乳中切歯が受傷しやすくなります。
覚えるポイント
- 乳歯外傷は1~3歳、転倒、上顎乳中切歯です。
- 乳歯では脱臼性外傷が多くなります。
- 後継永久歯胚への影響を考えて処置します。