118A047|第118回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
頸静脈孔を通過する神経の損傷によって生じるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・b
正答
a、b
この問題のポイント
頸静脈孔を通過するのは舌咽神経、迷走神経、副神経です。損傷すると咽頭・喉頭機能が障害され、嚥下障害や嗄声を生じます。
解説
迷走神経は咽頭筋・喉頭筋を支配し、発声と嚥下に重要です。反回神経や上喉頭神経の機能障害では声帯運動が障害され、嗄声が生じます。
舌咽神経と迷走神経は嚥下反射の求心路・遠心路に関与するため、頸静脈孔部の障害では嚥下障害もみられます。
選択肢の確認
a.嗄 声
正しい。
迷走神経系の喉頭筋支配が障害されると、声帯運動が低下して嗄声を生じます。
b.嚥下障害
正しい。
舌咽神経・迷走神経の障害により咽頭期嚥下が障害されます。
c.開口障害
誤り。
開口運動には外側翼突筋、顎舌骨筋、顎二腹筋などが関与し、主に三叉神経系と関係します。
d.咀嚼障害
誤り。
咀嚼筋は三叉神経第3枝の運動線維に支配されます。三叉神経は頸静脈孔を通過しません。
e.舌前方2/3 の知覚障害
誤り。
舌前方2/3の一般知覚は下顎神経の舌神経が伝えます。頸静脈孔を通る神経の障害ではありません。
覚えるポイント
- 頸静脈孔はIX、X、XIです。
- IX・X障害では嚥下障害、X障害では嗄声を生じます。
- 咀嚼筋と舌前方の一般知覚はV3です。