117D073|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
乳歯用既製金属冠修復の支台歯形成で、クリアランスとマージン形態の組合せで 正しいのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
乳歯用既製金属冠では、冠の厚みと咬合を確保するため1.0~1.5 mmの咬合面削除を行い、辺縁はナイフエッジ状に仕上げます。
解説
既製金属冠は薄い金属冠を歯頸部の豊隆下へ適合させる修復法です。咬合面は解剖学的形態に沿って削除し、隣接面は接触を解除します。
明瞭なショルダーやシャンファーは付与せず、歯頸部は段差のないナイフエッジとします。過度の削除は歯髄露出や保持低下につながります。
選択肢の確認
a.0.5 mm シャンファー
誤り。0.5 mmでは既製金属冠の厚みと咬合クリアランスが不足し、シャンファーも不要です。
b.0.5 mm ナイフエッジ
誤り。マージン形態はナイフエッジですが、0.5 mmのクリアランスでは不足します。
c.1.0~1.5 mm シャンファー
誤り。1.0~1.5 mmのクリアランスは適切ですが、シャンファーは付与しません。
d.1.0~1.5 mm ナイフエッジ
正しい。咬合クリアランスは1.0~1.5 mm、マージンはナイフエッジとします。
e.2.0 mm シャンファー
誤り。2.0 mmは乳歯では削除量が大きく、シャンファーも不適切です。
覚えるポイント
- 既製金属冠の咬合面削除は1.0~1.5 mm。
- 歯頸部はナイフエッジ。
- 隣接面接触を解除し、冠を歯頸部豊隆下へ適合させる。