117D049|第117回 歯科医師国家試験 過去問
2 歳6 か月の女児。口腔管理を希望して来院した。家族構成は両親、9 歳の兄の 4 人である。離乳は完了している。就寝時に吸指癖があるが、それ以外に気になる ことはないという。口腔内写真(別冊No. 14)を別に示す。 保護者への説明として適切なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: b
正答
b
この問題のポイント
2歳6か月では、本人のブラッシング習慣を育てながら、保護者の仕上げ磨きとフッ化物配合歯磨剤を活用します。
解説
乳幼児期の齲蝕予防では、年齢に合った量のフッ化物配合歯磨剤を用い、保護者が仕上げ磨きを行います。定期的な歯科受診と、間食の時間・回数を整えることも重要です。
就寝時の吸指癖は年齢と咬合への影響をみながら対応し、2歳6か月で直ちに強制的に中止させる必要はありません。子ども自身の歯磨きは事故に注意しつつ経験させます。
画像の確認
実画像では、2歳半相当の乳歯列が揃い、歯間空隙を伴うが明瞭な齲窩や重度の咬合異常はみられない。日常の齲蝕予防としてフッ化物配合歯磨剤を使う説明が適切であり、正答bを支える。
選択肢の確認
a.「次は1 年後に来院してください」
誤り。乳幼児期は齲蝕リスクや発育を継続的に確認するため、1年間隔では長すぎます。
b.「フッ素入りの歯磨剤を使用しましょう」
正しい。フッ化物配合歯磨剤は乳歯齲蝕予防に有効で、年齢に応じた量を用います。
c.「指しゃぶりは直ちにやめさせてください」
誤り。2歳6か月の吸指癖は直ちに強制中止させず、頻度、継続時間、咬合への影響をみながら支援します。
d.「おやつは兄が帰宅してから一緒に食べましょう」
誤り。間食は兄の帰宅に合わせるのではなく、本人の生活リズムに合わせて時間と回数を規則的にします。
e.「子どもに歯ブラシは使わせないようにしましょう」
誤り。子ども自身にも歯ブラシを使う習慣をつけ、保護者が安全に見守って仕上げ磨きを行います。
覚えるポイント
- 乳幼児はフッ化物配合歯磨剤と仕上げ磨き。
- 間食は時間と回数を規則的にする。
- 吸指癖は年齢と咬合への影響をみて対応する。