117C057第117回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

上顎部分切除術が適応となるのはどれか。1 つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

上顎部分切除術は、顎骨内を浸潤性に増殖し、単純摘出では再発しやすい病変に適応を検討します。

解説

歯原性粘液腫は良性歯原性腫瘍ですが、粘液様間質の中を周囲骨へ浸潤性に増殖し、境界が不明瞭となることがあります。特に上顎では解剖学的に周囲へ進展しやすいため、病変範囲に応じて上顎部分切除術が適応となります。

病変の良悪性だけでなく、被膜の有無、浸潤性、再発率、解剖学的位置から術式を選択します。

選択肢の確認

a.口蓋隆起
誤り。
口蓋隆起は骨性隆起で、必要時には局所的な骨隆起切除を行います。

b.多形腺腫
誤り。
多形腺腫は唾液腺腫瘍で、発生部位に応じて安全域を含む摘出・切除を行いますが、上顎部分切除術の代表適応ではありません。

c.エプーリス
誤り。
エプーリスは歯肉の反応性増殖で、原因除去と局所切除を行います。

d.悪性リンパ腫
誤り。
悪性リンパ腫は全身性疾患として化学療法や放射線療法が中心で、上顎部分切除術は通常選びません。

e.歯原性粘液腫
正しい。
歯原性粘液腫は顎骨内へ浸潤性に増殖し再発しやすいため、上顎部分切除術が適応となることがあります。

覚えるポイント

  • 歯原性粘液腫は良性でも局所浸潤性がある。
  • 上顎病変は周囲解剖空間へ進展しやすい。
  • 術式は浸潤性と再発リスクで決める。

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