117B041|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
抜歯症例のセットアップモデルで評価するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b、d
この問題のポイント
セットアップモデルは、歯を模型上で移動して治療後の歯列と咬合を予測する診断用模型です。
解説
抜歯症例では、抜歯空隙をどのように閉鎖するか、前歯と臼歯をどの程度移動させるかを模型上で検討します。治療後の咬頭嵌合が適切か、固定源の設定に応じて大臼歯がどの程度近心移動するかを評価できます。
一方、上下顎骨の前後的関係はセファロ分析で評価します。早期接触の詳細な機能的評価には、咬合器装着模型や口腔内での咬合診査が必要です。
選択肢の確認
a.咬合高径
誤り。
咬合高径は顎間関係や顔貌、安静空隙などを総合して評価する項目で、抜歯症例のセットアップモデルの主な評価対象ではありません。
b.咬頭嵌合の状態
正しい。
治療後に上下顎歯がどのように咬頭嵌合するかを模型上で予測できます。
c.早期接触の有無
誤り。
早期接触は静的・動的な咬合診査で評価し、セットアップモデルだけでは十分に判定できません。
d.大臼歯の近心移動量
正しい。
抜歯空隙閉鎖に伴う大臼歯の近心移動量を予測し、固定源計画に反映できます。
e.上下顎骨の前後的関係
誤り。
上下顎骨の前後的関係は主に側面頭部エックス線規格写真のセファロ分析で評価します。
覚えるポイント
- セットアップモデルは治療後の歯列を予測する。
- 咬頭嵌合と臼歯の近心移動量を評価できる。
- 骨格関係はセファロ分析で評価する。