116C062|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
直接覆髄で露髄面に用いるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b、d
この問題のポイント
直接覆髄では、露髄面の汚染除去、洗浄、止血を行い、健全な歯髄の上へ覆髄材を置きます。
解説
露髄面は滅菌生理食塩液で洗浄し、切削片や血液を除去します。次亜塩素酸ナトリウム溶液は適切な濃度・使用法で止血と消毒に利用でき、歯髄創面の細菌負荷を減らします。
強い酸処理やキレート処理を露髄面へ直接行うと歯髄組織を刺激・傷害するため、覆髄前の創面処置としては選びません。
選択肢の確認
a.リン酸水溶液
誤り。リン酸水溶液を露髄面へ直接作用させると、歯髄組織を刺激・傷害する可能性があります。
b.滅菌生理食塩液
正しい。滅菌生理食塩液は露髄面の穏やかな洗浄に用います。
c.ポリカルボン酸水溶液
誤り。ポリカルボン酸水溶液はセメント成分に関係し、露髄面の洗浄・止血には用いません。
d.次亜塩素酸ナトリウム溶液
正しい。次亜塩素酸ナトリウム溶液は露髄面の止血と消毒に用いることがあります。
e.エチレンジアミン四酢酸〈EDTA〉水溶液
誤り。EDTA水溶液はキレート作用で無機質を除去しますが、直接覆髄の露髄面処置として選びません。
覚えるポイント
- 露髄面は洗浄・止血・感染制御が重要。
- 滅菌生理食塩液は穏やかな洗浄に用いる。
- 次亜塩素酸ナトリウムは止血・消毒に利用できる。