116C036|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学歯科理工学
金属焼付用陶材の成分と役割の組合せで正しいのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・b・e
正答
a、b、e
この問題のポイント
金属焼付用陶材では、各成分が強度、透明性、焼成温度、熱膨張係数にどう影響するかを整理します。
解説
石英は骨格となり強度や耐熱性を高めます。長石は加熱によりガラス相を形成し、陶材の透明感や焼結性に関与します。リューサイト結晶は陶材の熱膨張係数を増加させ、金属との熱膨張係数を調整します。
陶土は可塑性を与えますが、金属色を遮蔽する主成分ではありません。金属色の遮蔽にはオペーク陶材を用います。フラックスは融点を下げ、焼結を促進します。
選択肢の確認
a.石 英 強度の向上
正しい。石英は陶材の骨格となり、強度の向上に寄与します。
b.長 石 透明度の向上
正しい。長石はガラス相を形成し、透明度や審美性に関与します。
c.陶 土 金属色の遮蔽
誤り。陶土は可塑性に関与します。金属色の遮蔽は主にオペーク陶材の役割です。
d.フラックス 酸化膜の除去
誤り。フラックスは融点を下げて焼結を促進する成分で、金属酸化膜を除去するための成分ではありません。
e.リューサイト 熱膨張の増加
正しい。リューサイト含有量が増えると陶材の熱膨張係数が増加します。
覚えるポイント
- 石英は強度、長石はガラス相と透明性。
- リューサイトは熱膨張係数を増加させる。
- フラックスは融点を下げる。