119C078|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学歯科理工学
陶材焼付用金合金と金属焼付用陶材との比較で、陶材が大きな値となるのはどれ か。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
陶材焼付用金合金より金属焼付用陶材の方が大きいのは、硬さと弾性係数です。
解説
陶材は原子間結合が強く、表面の圧入に抵抗する硬さと、弾性変形しにくさを示す弾性係数が高い材料です。一方、金合金は密度が高く、延性・靱性に優れます。
金属焼付陶材冠では、冷却時に陶材へ圧縮応力を残すため、金属の熱膨張係数を陶材よりわずかに大きく設定します。
選択肢の確認
a.硬 さ
正しい。
陶材は金合金より硬く、対合歯摩耗を防ぐため表面を十分に研磨・グレーズする必要があります。
b.密 度
誤り。
金合金は重い金属元素を含むため、陶材より密度が大きいです。
c.弾性係数
正しい。
陶材は金合金より弾性係数が大きく、同じ応力で弾性変形しにくい材料です。
d.引張強さ
誤り。
陶材は引張応力に弱い脆性材料で、引張強さが金合金より大きいとはいえません。
e.熱膨張係数
誤り。
焼付強度を保つため、金属の熱膨張係数を陶材よりわずかに大きくします。
覚えるポイント
- 硬さ・強さ・弾性係数・靱性を区別します。
- 陶材は硬く高弾性ですが脆い材料です。
- 焼付用金属の熱膨張係数は陶材よりわずかに大きくします。