118B015第118回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学歯科理工学

寒天印象材のゲル化に寄与するのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

寒天印象材は可逆性ハイドロコロイドであり、加熱でゾル、冷却でゲルへ可逆的に変化します。

解説

寒天分子は加熱によって分散したゾル状態となり、冷却すると分子鎖が会合して網目構造を形成します。このゲル化は主に水素結合などの分子間力による物理的変化です。

アルジネート印象材のような化学反応による不可逆性ゲル化ではないため、温度を変えるとゾルとゲルを行き来できます。

ひっかけポイント
寒天は可逆性、アルジネートは不可逆性のハイドロコロイドです。

選択肢の確認

a.共有結合
誤り。
共有結合を新たに形成する化学反応が寒天のゲル化の中心ではありません。寒天は物理的にゲル化します。

b.金属結合
誤り。
金属結合は金属材料にみられる結合であり、寒天のゲル化には関与しません。

c.配位結合
誤り。
配位結合は金属イオンと配位子の結合などにみられます。寒天の可逆的ゲル化の主因ではありません。

d.分子間力
正しい。
冷却によって寒天分子間の水素結合などの分子間力が働き、三次元網目構造を形成してゲル化します。

e.イオン結合
誤り。
イオン結合を利用した不可逆的な架橋反応ではありません。寒天のゲル化は温度依存性の物理変化です。

覚えるポイント

  • 寒天は可逆性ハイドロコロイドです。
  • 加熱でゾル、冷却でゲルになります。
  • ゲル化には水素結合などの分子間力が関与します。

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