119B013|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学歯科理工学
温度変化によって硬化する非弾性印象材はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: e
正答
e
この問題のポイント
モデリングコンパウンド印象材は加熱で軟化し、冷却で硬化する熱可塑性の非弾性印象材です。
解説
印象材は、撤去後に弾性回復する弾性印象材と、硬化後にほとんど変形できない非弾性印象材に分けられます。モデリングコンパウンドは熱可塑性材料で、温めると軟化し、口腔内で冷却すると硬化します。化学反応ではなく温度変化による可逆的な軟化・硬化です。
全部床義歯の個人トレー辺縁に付加し、筋圧形成に用いることが代表的です。
選択肢の確認
a.寒天印象材
誤り。
寒天印象材は温度変化でゾルとゲルが可逆的に変化しますが、ゲル化後に弾性を示すため弾性印象材です。
b.アルジネート印象材
誤り。
アルジネート印象材は化学反応でゲル化する不可逆性ハイドロコロイドで、弾性印象材です。
c.シリコーンゴム印象材
誤り。
シリコーンゴム印象材は重合反応で硬化する弾性印象材です。
d.酸化亜鉛ユージノール印象材
誤り。
酸化亜鉛ユージノール印象材は化学反応で硬化する非弾性印象材で、温度変化による硬化ではありません。
e.モデリングコンパウンド印象材
正しい。
モデリングコンパウンド印象材は加熱で軟化し、冷却で硬化する熱可塑性の非弾性印象材です。
覚えるポイント
- モデリングコンパウンドは熱可塑性・非弾性です。
- 寒天は熱可逆性ですが弾性印象材です。
- 硬化機序と硬化後の弾性を別々に判定します。