116A069第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

【厚生労働省で採点除外・正答確定不能】 37 歳の男性。食事の際の歯肉の痛みを主訴として来院した。5 年前から下顎右 側第一大臼歯と第二大臼歯の歯間部の食片圧入を自覚していたがそのままにしてい たという。検査の結果、慢性歯周炎と診断し歯周基本治療を行うこととした。初診 時の口腔内写真(別冊No. 24A)とエックス線画像(別冊No. 24B)を別に示す。歯 周組織検査結果の一部を表に示す。 舌 側* 3 4 ④ ④ 2 3 3 3 3 歯 種 7 6 5 頰 側* 2 3 ⑤ ⑤ 4 4 3 3 3 歯の動揺度** 0 1 1 * :プロービング深さ(mm) 〇印 :プロービング時の出血 ** :Miller の判定基準 まず行うのはどれか。3 つ選べ。

116A069の問題画像
解答・解説を見る

この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。

正答

正答確定不能(採点対象外)

提示条件または選択肢の問題により、正答を一意に確定できません。

公式の取扱い

厚生労働省は本問を「採点対象から除外する。」とし、理由を「設問の状況設定が不十分で正解が得られないため。」と公表しています。公式正答値表は空欄です。

確定できない理由

歯周組織検査から臼歯部に4〜5 mmのプロービング深さと出血があり、食片圧入を伴う炎症が考えられます。プラークコントロールとスケーリング・ルートプレーニングは歯周基本治療の中心ですが、3つ目として歯冠形態修正または咬合調整を選ぶには、接触点、辺縁隆線、咬合接触、修復物形態などの追加診査が必要です。提示条件だけでは『まず行う』3処置を一意に定められません。

学習上の整理

  • 歯周基本治療では、口腔清掃指導とプラークコントロールを土台にします。
  • 歯石や根面の感染性沈着物にはスケーリング・ルートプレーニングを検討します。
  • 食片圧入では、隣接接触、辺縁隆線、歯冠形態、歯の移動および咬合関係を診査します。
  • LDDS、咬合調整、歯冠形態修正は、原因と適応を確認してから選択します。

画像の確認

実画像では、下顎右側第一・第二大臼歯間に開いた接触と食片圧入しやすい歯冠隣接面形態があり、表では同部に4〜5 mmポケットとプロービング時出血が示されている。公式正答は未設定のため3選択を断定せず、表の炎症所見に対する初期歯周治療と、食片圧入の接触・咬合要因への対応の優先順位を各選択肢で照合する。

関連問題

116A068116A070
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)