116A048|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
歯の発育障害においてHutchinson 歯と同じ時期に生じるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
歯の発育障害を、発生数、形態分化、石灰化、萌出のどの段階で起こるかに分類します。
解説
Hutchinson歯は先天梅毒でみられる上顎中切歯の形態異常で、歯冠形態が決まる形態分化期の障害として整理します。
同じ形態分化期の異常には、歯内歯などの形態異常と、矮小歯などの大きさの異常があります。一方、斑状歯はエナメル質形成・石灰化の障害、埋伏歯や低位歯は萌出異常として考えます。
歯科国試ではここを押さえる
歯数、歯冠形態、歯質、萌出位置のどこが異常かを先に分類します。
選択肢の確認
a.歯内歯
正しい。
歯内歯は歯胚の形態形成過程で歯冠表面が内側へ陥入して生じる形態異常で、Hutchinson歯と同じ形態分化期の異常として整理します。
b.低位歯
誤り。
低位歯は歯列内で咬合平面より低い位置にある萌出位置の異常で、形態分化期の異常ではありません。
c.斑状歯
誤り。
斑状歯は歯の形成期に過量のフッ化物が作用して生じるエナメル質形成障害で、形態分化異常とは異なります。
d.埋伏歯
誤り。
埋伏歯は萌出時期を過ぎても顎骨内または粘膜下にとどまる萌出異常です。
e.矮小歯
正しい。
矮小歯は歯冠の大きさが小さい形態異常で、形態分化期の障害として整理します。
覚えるポイント
- Hutchinson歯は形態分化期の異常です。
- 歯内歯と矮小歯も形態異常です。
- 斑状歯は歯質形成、埋伏歯・低位歯は萌出の異常です。