115D024第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

歯周組織検査の項目と評価内容の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。

115D024の問題画像
2つ選択
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正解: b・d または d・e または b・e

正答

b、d 又は d、e 又は b、e

この問題のポイント

歯周組織検査では、検査名が何を測るかを区別します。提示画像を読むと、b、d、eはいずれも正しい組合せです。この問題では、受け入れられる解答がb・d、d・e、b・eの3通りあります。

解説

画像には、BOP、歯の動揺度、O’LearyのPCR、プロービング深さ、アタッチメントロスと、それぞれの評価内容が示されています。

BOPはプロービングによって誘発される出血から歯周ポケット内の炎症を評価します。自然出血を示す指標ではありません。歯の動揺度は歯周支持組織の破壊や咬合性外傷などの影響を反映します。

プロービング深さは歯肉辺縁からポケット底部までの距離です。アタッチメントロスはセメント・エナメル境などの固定した基準点から臨床的付着位置までの距離で、付着の喪失量を表します。O’LearyのPCRは、歯面ごとのプラーク付着の有無から口腔清掃状態を割合で示す指標です。

画像の確認

実画像では、表のb『歯の動揺度―歯周組織の破壊程度』、d『プロービング深さ―歯肉辺縁からポケット底部までの距離』、e『アタッチメントロス―付着の喪失量』がいずれも定義上整合している。公式データの代表正答はb・dだが、受入れ正答集合にはb・eとd・eも登録されているため、画像上の三項目と採点上の二項目選択を分けて扱う。

選択肢の確認

a.選択肢a(問題画像参照)
誤り。
画像中のaは「BOP―歯肉辺縁部の自然出血」です。BOPは自然出血ではなく、規格化した力でプロービングした際に生じる出血を評価します。

b.選択肢b(問題画像参照)
正しい。受け入れられる解答を構成します。
画像中のbは「歯の動揺度―歯周組織の破壊程度」です。動揺度は歯槽骨や歯根膜を含む支持組織の状態を反映します。

c.選択肢c(問題画像参照)
誤り。
画像中のcは「O’LearyのPCR―プラークの厚さ」です。PCRはプラークの厚さではなく、プラークが付着している歯面の割合を評価します。

d.選択肢d(問題画像参照)
正しい。受け入れられる解答を構成します。
画像中のdは「プロービング深さ―歯肉辺縁からポケット底部までの距離」です。プロービング深さの定義に一致します。

e.選択肢e(問題画像参照)
正しい。受け入れられる解答を構成します。
画像中のeは「アタッチメントロス―付着の喪失量」です。歯肉辺縁を基準にするプロービング深さとは基準点が異なります。

覚えるポイント

  • BOPはプロービング時出血であり、自然出血ではありません。
  • プロービング深さは歯肉辺縁からポケット底部までを測ります。
  • アタッチメントロスは固定した基準点から付着位置までを評価します。
  • PCRはプラーク付着歯面の割合で、厚さの測定ではありません。

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