115B056|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
歯周形成手術〈歯肉歯槽粘膜形成術〉はどれか。 2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・e
正答
c、e
この問題のポイント
歯周形成手術は、歯肉・歯槽粘膜の形態、付着歯肉、歯肉退縮、小帯異常などを改善する手術です。小帯切除術と結合組織移植術が該当します。
解説
歯周形成手術は、従来の歯肉歯槽粘膜形成術を含む概念で、歯肉・歯槽粘膜の解剖学的、機能的、審美的問題を修正する処置です。
小帯の付着位置が歯肉辺縁に近く、ブラッシング障害や歯肉退縮、正中離開などに関与する場合は、小帯切除術によって異常な牽引を除去します。
結合組織移植術は、口蓋などから採取した結合組織を移植し、露出根面の被覆、歯肉厚の増大、審美性の改善などを図る処置です。
骨移植術は歯周組織再生、歯肉切除術は歯周ポケットの除去、歯槽骨整形術は骨形態の修正を主目的とし、本問でいう歯周形成手術には含めません。
選択肢の確認
a.骨移植術
誤り。
垂直性骨欠損などに骨補填材を移植し、歯周組織再生を図る処置です。歯肉・歯槽粘膜の形態改善を主目的とする手術ではありません。
b.歯肉切除術
誤り。
歯周ポケットを形成する余剰歯肉を切除する切除療法です。歯肉歯槽粘膜形成術の代表ではありません。
c.小帯切除術
正しい。
高位付着した小帯による歯肉牽引、清掃障害、正中離開などを改善する歯周形成手術です。
d.歯槽骨整形術
誤り。
歯槽骨の形態を生理的な形へ整える骨外科処置です。軟組織の形態や付着歯肉を改善する歯周形成手術とは目的が異なります。
e.結合組織移植術
正しい。
歯肉退縮部の根面被覆、歯肉厚の増大、審美性改善などを目的とする代表的な歯周形成手術です。
覚えるポイント
- 歯周形成手術は、歯肉・歯槽粘膜の形態と機能を改善します。
- 小帯切除術は異常な小帯牽引を除去します。
- 結合組織移植術は根面被覆と歯肉厚増大に用います。