115A039|第115回 歯科医師国家試験 過去問
母子健康手帳の省令様式において、「妊娠中と産後の歯の状態」の記載内容はどれ か。 3つ選べ。
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正解: b・d・e
正答
b、d、e
この問題のポイント
一般的な口腔保健指導として妥当かではなく、出題時点の母子健康手帳の省令様式に実際に記載されている内容を選ぶ問題です。
解説
妊娠中は、つわりによる歯磨き困難、間食や食生活の変化、唾液や口腔環境の変化などにより、う蝕が進行しやすくなることがあります。また、女性ホルモンの変化やプラークの影響で歯肉炎・歯周炎が悪化しやすい時期です。
母子健康手帳の「妊娠中と産後の歯の状態」では、妊娠中のう蝕・歯周病への注意と、安全な歯科診療のために妊娠中であることを歯科医師へ伝えるよう記載されています。
ひっかけポイント
選択肢aやcが一般論として全く無意味ということではありません。設問は省令様式の掲載文言を問うため、記載の有無で判定します。
選択肢の確認
a.口臭予防のために舌清掃を行う。
誤り。
舌清掃は舌苔が原因となる口臭への対応として行うことがありますが、この文は「妊娠中と産後の歯の状態」の省令様式に記載された項目ではありません。
b.むし歯は妊娠中に悪くなりやすい。
正しい。
つわり、食生活の変化、口腔清掃不良などによって、妊娠中はう蝕が進行しやすいことへの注意として記載されています。
c.1日2回以上の歯磨きが必要である。
誤り。
歯磨きは重要ですが、省令様式にはこの選択肢のような固定回数の文言は記載されていません。
d.歯周病は早産の原因となることがある。
正しい。
妊娠中の歯周病と早産・低出生体重児との関連に注意を促す内容として記載されています。
e.歯科医師にかかるときは、妊娠中であることを話す。
正しい。
エックス線撮影、薬剤、体位、治療時期などを安全に判断するため、歯科受診時には妊娠中であることを伝える必要があります。
覚えるポイント
- 妊娠中はう蝕と歯周病が悪化しやすい時期です。
- 歯科受診時には妊娠週数、体調、服薬状況を伝えます。
- 制度・様式問題では、一般的な正しさと実際の掲載文言を区別します。