39PM44|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
同じ病棟において小電力医用テレメータによる混信の原因とならないのはどれか。
解答・解説を見る
この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
公式の採点上の取扱い
3又は4
本問は単一選択問題ですが、公式正答では選択肢3と4のいずれも正答として扱われました。本アプリの通常採点は「又は」を同時選択と誤解させるため、この問題は記録対象外とし、解説のみ表示します。
この問題のポイント
この問題では、小電力医用テレメータの混信原因を理解しているかが問われています。
医用テレメータでは、送信機のチャネル管理、ゾーン管理、バンド管理、他機器との周波数干渉を適切に行う必要があります。
解説
小電力医用テレメータは、心電図やSpO₂などの患者情報を無線で送信する装置です。
無線を使用するため、周波数の重なりや近接、ゾーン管理の不備、他の無線機器との干渉があると、混信や受信障害が起こります。
混信の原因として重要なのは、次のような状況です。
- 同一チャネルを同じエリアで使用する
- 近接チャネルを不適切に使用する
- 異なるメーカ間でチャネル管理が不十分である
- 他の無線設備と干渉しやすいバンドを使用する
- ゾーン管理や送信機管理が不十分である
一方、ゾーン表示色が異なる送信機の使用そのものは、混信の直接原因とは限りません。むしろ識別管理のための表示として扱います。
また、同一ゾーンで同一バンドの送信機を使用することも、それだけでは混信の原因とはいえません。問題となるのは同一チャネルや近接チャネルを不適切に使う場合です。
この問題では、3又は4のどちらか一方が正答として扱われます。
ひっかけポイント
「同一バンド」と「同一チャネル」は別です。同じバンド内でも、チャネルが適切に割り当てられていれば運用可能です。混信では、周波数とチャネルの管理を具体的に考えます。
選択肢の確認
1.混信の原因となります。
近接するチャネルを使用すると、受信機の選択度や電波環境によって混信や受信障害が起こる可能性があります。
2.混信の原因となります。
異なるメーカの送信機で同一チャネルを使用すると、受信側で信号を区別できず混信の原因になります。
3.正答。混信の原因とは限りません。
ゾーン表示色が異なること自体は、送信機の識別や管理に関係する表示であり、同一チャネル使用のような直接的な混信原因ではありません。
4.正答。混信の原因とは限りません。
同一ゾーンにおける同一バンドの使用だけでは、直ちに混信の原因とはいえません。問題になるのは、同一チャネルや近接チャネルを不適切に割り当てる場合です。
5.混信の原因となります。
テレメータ・テレコントロール機器の使用環境では、バンド3の使用により他機器との干渉に注意が必要です。周波数管理が不十分だと混信の原因になります。
覚えるポイント
- 医用テレメータでは、チャネル管理が最重要です。
- 同一チャネルや近接チャネルの不適切な使用は混信原因になります。
- 「同一バンド」と「同一チャネル」は区別します。
- ゾーン表示色は送信機管理のための情報として扱います。
- 臨床工学技士は、送信機の貸出管理、チャネル表、ゾーン管理、受信状態を確認します。