39PM43第39回 臨床工学技士国家試験 過去問

医療安全・公衆衛生臨床工学技士法・機器管理業務範囲・医師の指示・保守点検・信頼性

ME 機器の信頼性について誤っているのはどれか。 a.故障率は MTBF の逆数として算出できる。 b.保守点検を行うことで MTTR が延長できる。 c.初期故障期間中の故障率は比較的一定である。 d.偶発故障期間中の故障率は比較的低い。 e.固有アベイラビリティは機器の使用可能な時間的割合を表す。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、ME機器の信頼性指標と、故障率の時間変化を理解しているかが問われています。

重要語句は、MTBF、MTTR、故障率、アベイラビリティ、バスタブ曲線です。

解説

ME機器の信頼性を考えるときは、故障しにくさだけでなく、故障したときにどれだけ早く復旧できるかも重要です。

小項目を確認します。

  • a.故障率は MTBF の逆数として算出できる。
    正しいです。故障率が一定とみなせる場合、故障率は MTBF の逆数として考えます。

  • b.保守点検を行うことで MTTR が延長できる。
    誤りです。MTTR は平均修復時間です。保守点検や修理体制の整備により、MTTR は延長ではなく短縮を目指します。

  • c.初期故障期間中の故障率は比較的一定である。
    誤りです。初期故障期間では、製造不良や初期不良が早期に現れ、故障率は時間とともに低下する傾向があります。比較的一定なのは偶発故障期間です。

  • d.偶発故障期間中の故障率は比較的低い。
    正しいです。偶発故障期間では、故障率は比較的低く、ほぼ一定とみなされます。

  • e.固有アベイラビリティは機器の使用可能な時間的割合を表す。
    正しいです。固有アベイラビリティは、機器が使用可能な状態にある割合を表します。

したがって、誤っている小項目は b、c であり、選択肢3が正答です。

ME機器管理での注意点
保守点検は、故障を減らすだけでなく、故障時の復旧時間を短くし、機器を安全に使える時間を増やすために重要です。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1は a、b の組合せです。bは誤りですが、aは正しいため、誤っている小項目だけの組合せではありません。

2.誤り。
選択肢2は a、e の組合せです。aもeも正しい内容です。

3.正しい。
選択肢3は b、c の組合せです。保守点検でMTTRを延長するという記述と、初期故障期間の故障率が一定という記述はいずれも誤りです。

4.誤り。
選択肢4は c、d の組合せです。cは誤りですが、dは正しい内容です。

5.誤り。
選択肢5は d、e の組合せです。dもeも正しい内容です。

覚えるポイント

  • MTBFは平均故障間隔です。
  • MTTRは平均修復時間です。
  • 保守点検では、MTTRの短縮を目指します。
  • 初期故障期間の故障率は低下傾向です。
  • 偶発故障期間の故障率は比較的低く、ほぼ一定です。
  • 固有アベイラビリティは、使用可能な時間的割合を表します。

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