39PM33|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
DDDR と表示される植込み型ペースメーカについて正しいのはどれか。 a.心拍応答機能がある。 b.VVI モードに設定できる。 c.電極リードは 3 本である。 d.心房波レートが設定より多ければ心房ペーシングを行う。 e.AV ディレイ内に心室波がなければ心室ペーシングを行う。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、植込み型ペースメーカのNBGコード、特にDDDRの意味を理解しているかが問われています。
DDDRの最後のRは、レート応答機能を示します。心房と心室の両方を感知・刺激し、必要に応じて心拍数を調整できるモードです。
解説
ペースメーカのモード表示では、各文字に意味があります。
DDDRでは、一般に次のように読みます。
- 1文字目 D:ペーシング部位がDual、つまり心房と心室
- 2文字目 D:センシング部位がDual、つまり心房と心室
- 3文字目 D:センシングに対する応答がDual、つまり抑制と同期
- 4文字目 R:レート応答機能あり
小項目を確認します。
a.心拍応答機能がある。
正しいです。DDDRのRはレート応答機能を示します。b.VVIモードに設定できる。
正しいです。DDDRペースメーカはプログラムにより、VVIなどのモードへ設定できる場合があります。c.電極リードは3本である。
誤りです。DDDRでは通常、心房リードと心室リードの2本を用いる二腔ペーシングを考えます。3本リードは両心室ペーシングなど別の状況で考えます。d.心房波レートが設定より多ければ心房ペーシングを行う。
誤りです。自己心房波が設定レート以上に出ている場合は、通常、心房ペーシングは抑制されます。e.AVディレイ内に心室波がなければ心室ペーシングを行う。
正しいです。心房イベント後、設定されたAVディレイ内に自己心室波が検出されなければ、心室ペーシングを行います。
したがって、正しい小項目は a、b、e であり、選択肢2が正答です。
臨床工学技士としての注意点
ペースメーカでは、モード、下限レート、AVディレイ、センシング、出力、電池状態を総合的に確認します。DDDRでは心房と心室の同期を保つことが重要です。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1は a、b、c の組合せです。aとbは正しいですが、cの電極リード3本はDDDRの通常の説明として不適切です。
2.正しい。
選択肢2は a、b、e の組合せです。レート応答機能、VVIモードへの設定、AVディレイ内に心室波がない場合の心室ペーシングはいずれも正しい内容です。
3.誤り。
選択肢3は a、d、e の組合せです。aとeは正しいですが、dが誤りです。自己心房波が十分にある場合は心房ペーシングは抑制されます。
4.誤り。
選択肢4は b、c、d の組合せです。bは正しいですが、cとdが誤りです。
5.誤り。
選択肢5は c、d、e の組合せです。eは正しいですが、cとdが誤りです。
覚えるポイント
- DDDRのRはレート応答機能を示します。
- DDDRは心房と心室の両方をペーシング・センシングします。
- DDDRでは通常、心房リードと心室リードの2本を考えます。
- 自己心房波が十分にあれば、心房ペーシングは抑制されます。
- AVディレイ内に自己心室波がなければ、心室ペーシングを行います。