38PM90|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
正しいのはどれか。 a.金属結合は水素結合より強い。 b.水素結合は共有結合より強い。 c.水素結合はイオン結合より強い。 d.ファンデルワールス結合は水素結合より強い。 e.共有結合はファンデルワールス結合より強い。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、材料や生体分子で重要な化学結合の強さの比較が問われています。
小項目の正誤は次のように整理します。
- a:正しい
- b:誤り
- c:誤り
- d:誤り
- e:正しい
したがって、a、eを含む選択肢2が正答です。
解説
化学結合には、原子どうしを強く結びつける一次結合と、分子間に働く比較的弱い相互作用があります。
代表的な強い結合には、共有結合、イオン結合、金属結合があります。これらは原子やイオンを強く結びつけ、材料の構造や強度に大きく関係します。
一方、水素結合やファンデルワールス結合は、共有結合やイオン結合に比べると弱い相互作用です。ただし、生体内では非常に重要で、タンパク質、DNA、水の性質、分子認識などに関与します。
一般的な強さの関係は次のように整理します。
- 共有結合、イオン結合、金属結合:強い
- 水素結合:中程度の分子間相互作用
- ファンデルワールス結合:比較的弱い
したがって、金属結合は水素結合より強く、共有結合はファンデルワールス結合より強いといえます。
ひっかけポイント
水素結合は生体内では重要ですが、共有結合やイオン結合より強いわけではありません。重要性と結合の強さを混同しないようにします。
医用材料でのポイント
材料の強度、柔軟性、熱安定性、吸水性、生体適合性には、共有結合などの強い結合だけでなく、水素結合やファンデルワールス結合も関係します。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、bの組合せです。aは正しいですが、bが誤りです。水素結合は共有結合より弱いです。
2.正しい。
選択肢2はa、eの組合せです。金属結合は水素結合より強く、共有結合はファンデルワールス結合より強いです。
3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。水素結合は共有結合やイオン結合より弱いため、どちらも誤りです。
4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。水素結合はイオン結合より弱く、ファンデルワールス結合は水素結合より弱いです。
5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。eは正しいですが、dが誤りです。ファンデルワールス結合は水素結合より弱いです。
覚えるポイント
- 共有結合、イオン結合、金属結合は強い結合です。
- 水素結合は共有結合より弱いです。
- 水素結合はイオン結合より弱いです。
- ファンデルワールス結合は水素結合より弱いです。
- 共有結合はファンデルワールス結合より強いです。