38PM75第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

血液浄化療法血液透析・HDFダイアライザ・透析条件・抗凝固・補充液

血液透析液の組成について正しいのはどれか。 a.Na⁺ 135~140 mEq/L b.K⁺ 2.0~2.5 mEq/L c.グルコース 1000~1500 mg/dL d.HCO₃⁻ 40~45 mEq/L e.Ca²⁺ 2.5~3.5 mEq/L

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、血液透析液の代表的な電解質組成が問われています。

小項目の正誤は次のように整理します。

  • a:正しい
  • b:正しい
  • c:誤り
  • d:誤り
  • e:正しい

したがって、a、b、eを含む選択肢2が正答です。

解説

血液透析液は、血液中の尿毒素や過剰な電解質を拡散により除去し、必要な電解質や酸塩基平衡を調整するための液です。

透析液の組成は、血漿に近い成分を基本にしながら、透析患者で問題となりやすい高カリウム血症、代謝性アシドーシス、カルシウム・リン代謝異常などに対応できるよう調整されています。

代表的な透析液組成として、Na⁺は135~140 mEq/L程度、K⁺は2.0~2.5 mEq/L程度、Ca²⁺は2.5~3.5 mEq/L程度として押さえます。

グルコースは低血糖予防などの目的で含まれることがありますが、1000~1500 mg/dLという高濃度ではありません。一般的な透析液グルコース濃度はおおむね100~150 mg/dL程度で考えます。

HCO₃⁻は代謝性アシドーシスの補正に重要ですが、40~45 mEq/Lは高めであり、標準的な透析液組成としては不適切です。

ひっかけポイント
グルコースの単位はmg/dLです。1000~1500 mg/dLは非常に高く、血糖値で考えても高すぎる値です。透析液では100~150 mg/dL程度をイメージします。

血液浄化療法でのポイント
透析液組成は、患者の血清K⁺、Ca²⁺、酸塩基平衡、血糖、血圧などに影響します。臨床工学技士は透析液供給装置の濃度管理、水質管理、原液接続ミス防止を確認します。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1はa、b、cの組合せです。aとbは正しいですが、cのグルコース1000~1500 mg/dLは高すぎます。

2.正しい。
選択肢2はa、b、eの組合せです。Na⁺ 135~140 mEq/L、K⁺ 2.0~2.5 mEq/L、Ca²⁺ 2.5~3.5 mEq/Lはいずれも透析液組成として適切です。

3.誤り。
選択肢3はa、d、eの組合せです。aとeは正しいですが、dのHCO₃⁻ 40~45 mEq/Lは標準的組成としては不適切です。

4.誤り。
選択肢4はb、c、dの組合せです。bは正しいですが、cとdが誤りです。

5.誤り。
選択肢5はc、d、eの組合せです。eは正しいですが、cとdが誤りです。

覚えるポイント

  • 透析液Na⁺は135~140 mEq/L程度です。
  • 透析液K⁺は2.0~2.5 mEq/L程度です。
  • 透析液Ca²⁺は2.5~3.5 mEq/L程度です。
  • 透析液グルコース1000~1500 mg/dLは高すぎます。
  • HCO₃⁻はアシドーシス補正に重要ですが、40~45 mEq/Lは標準的組成としては不適切です。

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