38PM24|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能呼吸循環生理肺拡散能・CO₂運搬・血圧/脈圧・冠循環
スパイログラフィで測定できないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、スパイログラフィで直接測定できる肺気量と、直接測定できない肺気量が問われています。
ポイントは、スパイログラフィでは残気量を含む肺気量は直接測定できないことです。
解説
スパイログラフィは、口から出入りする空気量を測定する検査です。そのため、呼吸によって実際に出入りする量は測定できます。
測定できる代表的な項目には、次のものがあります。
- 肺活量
- 1回換気量
- 予備吸気量
- 予備呼気量
- 1秒量
- 1秒率
一方、最大に息を吐いた後にも肺内に残る空気を残気量といいます。残気量は口から出てこないため、通常のスパイログラフィでは直接測定できません。
機能的残気量は、安静呼気位で肺内に残っている空気量です。これは予備呼気量と残気量を合わせた量であり、残気量を含むためスパイログラフィだけでは直接測定できません。
ひっかけポイント
「残気量を含むかどうか」を見ます。機能的残気量、全肺気量は残気量を含むため、通常のスパイログラフィでは直接測定できません。
選択肢の確認
1.測定できます。
肺活量は最大吸気位から最大呼気位までに吐き出せる空気量で、スパイログラフィで測定できます。
2.測定できます。
1秒量は努力呼出開始後1秒間に吐き出される空気量で、スパイログラフィで測定できます。
3.測定できます。
1回換気量は安静呼吸で出入りする空気量で、スパイログラフィで測定できます。
4.正答。測定できません。
機能的残気量は残気量を含むため、通常のスパイログラフィでは直接測定できません。
5.測定できます。
予備呼気量は安静呼気位からさらに吐き出せる空気量で、スパイログラフィで測定できます。
覚えるポイント
- スパイログラフィは、口から出入りする空気量を測定します。
- 肺活量、1回換気量、予備呼気量、1秒量は測定できます。
- 残気量は通常のスパイログラフィでは直接測定できません。
- 機能的残気量は残気量を含むため測定できません。
- 残気量を含む肺気量は、ガス希釈法やボディプレチスモグラフィなどで評価します。