38PM14|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
58歳の男性。狭心症で通院中に外来の待合室で意識消失となった。脈は触れず、あえぐような呼吸をしている。直ちに準備するのはどれか。
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
この問題では、外来で発生した心停止疑いへの初期対応が問われています。
意識消失、脈拍触知不能、あえぐような呼吸は、心停止として対応すべき状況です。直ちに胸骨圧迫を開始し、AEDを準備します。
解説
あえぐような呼吸は死戦期呼吸の可能性があります。これは正常な呼吸ではなく、心停止直後にみられることがあります。
脈が触れない場合は、心停止として迅速に対応します。初期対応では、応援要請、胸骨圧迫、AED装着が重要です。AEDは心電図を自動解析し、除細動が必要な心室細動や無脈性心室頻拍であれば電気ショックを指示します。
狭心症で通院中という背景から、急性冠症候群や致死的不整脈の可能性も考えます。心停止対応では、原因検索よりも先に救命処置を開始することが大切です。
救急対応のポイント
「意識なし」「脈なし」「正常呼吸なし、または死戦期呼吸」は心停止として扱います。AEDを待つ間も胸骨圧迫を中断しないことが重要です。
臨床工学技士としての注意点
AEDや除細動器は、電極パッド、バッテリー、セルフチェック、解析・通電時の安全確認が重要です。通電時は患者に誰も触れていないことを確認します。
選択肢の確認
1.正しい。
心停止が疑われるため、直ちにAEDを準備します。胸骨圧迫とAEDによる早期除細動が救命に直結します。
2.誤り。
心エコー装置は原因検索に有用な場合がありますが、心停止初期対応で直ちに準備する最優先機器ではありません。
3.誤り。
人工呼吸器は呼吸管理に用いますが、まずはBLS、胸骨圧迫、AEDが優先されます。
4.誤り。
心臓ペースメーカは徐脈性不整脈などで考慮されますが、この場面で最初に準備するものではありません。
5.誤り。
胸腔ドレナージチューブは緊張性気胸などで必要になることがありますが、この症例の初期対応として最優先ではありません。
覚えるポイント
- 死戦期呼吸は正常呼吸ではありません。
- 意識消失、脈なし、死戦期呼吸では心停止として対応します。
- 心停止では胸骨圧迫とAEDが最優先です。
- AEDは心室細動や無脈性心室頻拍で除細動を行います。
- 通電時は周囲の安全確認を徹底します。