38AM67|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
メインストリーム方式のカプノメータについて誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、メインストリーム方式カプノメータの測定原理と特徴が問われています。
カプノメータは、呼気中の二酸化炭素濃度を測定する装置です。
CO2は特定の赤外線を吸収するため、カプノメータでは赤外線吸収を利用します。
この問題は「誤っているもの」を選ぶ問題です。
したがって、正答の選択肢は、メインストリーム方式カプノメータの説明として誤っているものです。
解説
メインストリーム方式では、気管チューブと呼吸回路の間に専用アダプタを挿入し、呼吸ガスが流れるその場所でCO2を測定します。
特徴は次のとおりです。
- 気道近くで直接測定する
- サンプリングチューブによる遅れがない
- 応答が速い
- アダプタ分の死腔が増える
- セルの汚れや水滴の付着で測定誤差が生じる
- 人工呼吸管理中の連続モニタに用いられる
CO2測定の光源は、赤色光ではなく赤外線です。
赤色光は可視光であり、パルスオキシメータなどで重要になります。カプノメータでは、CO2の赤外線吸収特性を利用します。
ひっかけポイント
赤色光と赤外線を混同しないことが重要です。
パルスオキシメータでは赤色光と赤外光を使いますが、カプノメータでは主にCO2の赤外線吸収を利用します。
生体計測での注意点
カプノグラムでは、PETCO2の値だけでなく、波形の立ち上がり、プラトー、呼気終末点を確認します。回路外れ、気管チューブ位置異常、換気量変化、心拍出量変化の判断にも役立ちます。
選択肢の確認
1.正答。記述としては誤り。
メインストリーム方式カプノメータのプローブは、赤色光ではなく赤外線を利用してCO2を測定します。
2.記述としては正しい。
メインストリーム方式では、気道にアダプタを装着するため、そのアダプタが死腔となります。小児や低換気量の患者では特に注意が必要です。
3.記述としては正しい。
メインストリーム方式は、気道近くで直接測定するため、サンプリングチューブを介するサイドストリーム方式に比べて応答が速いです。
4.記述としては正しい。
測定セルに汚れや水滴が付着すると、赤外線の透過が妨げられ、測定誤差の原因になります。
5.記述としては正しい。
メインストリーム方式は、ICUなどでの人工呼吸管理中に連続的なCO2モニタリングとして使用されます。
覚えるポイント
- カプノメータは、呼気中のCO2を測定します。
- CO2測定には、主に赤外線吸収を利用します。
- メインストリーム方式は、気道近くで直接測定するため応答が速いです。
- メインストリーム方式では、アダプタが死腔になります。
- セルの汚れ、水滴、結露は測定誤差の原因になります。