38AM64|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
酸素療法で使用する機器で一方弁が付いているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、酸素療法に用いる各デバイスの構造が問われています。
一方弁が付いている代表的な酸素投与器具は、リザーバ付き酸素マスクです。
リザーババッグに酸素をため、吸気時に高濃度酸素を吸入できるようにします。
一方弁は、呼気がリザーババッグへ逆流することを防いだり、外気の混入を減らしたりする目的で使われます。
解説
酸素療法の器具は、構造と供給できる酸素濃度をセットで覚えることが重要です。
鼻カニューラは、鼻孔にチューブを入れて酸素を投与する低流量システムです。
構造が簡単で、一方弁は基本的にありません。
オープンマスクは、マスク側面などに開口部があり、呼気が外へ逃げます。
外気の混入もあり、一方弁付きの構造ではありません。
ベンチュリーマスクは、ベンチュリ効果を利用して一定濃度の酸素を投与する器具です。
設定した酸素濃度を比較的正確に投与できますが、一方弁を特徴とする器具ではありません。
リザーバ付き酸素マスクは、マスクにリザーババッグが付いた構造です。
高濃度酸素を投与するために使われ、一方弁により呼気の逆流や外気混入を抑えます。
ハイフローネーザルカニューラは、加温加湿した高流量ガスを鼻カニューラから投与する装置です。
酸素濃度や流量を設定でき、軽度の陽圧効果も期待されますが、一方弁付き酸素マスクではありません。
ひっかけポイント
「マスク」と名前が付いていても、一方弁があるとは限りません。
一方弁を特徴とするのは、リザーバ付き酸素マスクです。
呼吸療法での注意点
リザーバ付き酸素マスクでは、リザーババッグが十分に膨らんでいるか、酸素流量が不足していないかを確認します。バッグがつぶれると、十分な酸素投与ができないおそれがあります。
選択肢の確認
1.誤り。
鼻カニューラは、鼻孔から酸素を投与する簡便な器具です。一方弁は基本的に付いていません。
2.誤り。
オープンマスクは、開口部から呼気が排出され、外気も混入します。一方弁付きの構造ではありません。
3.誤り。
ベンチュリーマスクは、ベンチュリ効果により一定濃度の酸素を投与する器具です。一方弁が付いていることが特徴ではありません。
4.正しい。
リザーバ付き酸素マスクには、リザーババッグと一方弁が付いています。呼気のリザーババッグへの逆流を防ぎ、高濃度酸素を投与しやすくします。
5.誤り。
ハイフローネーザルカニューラは、高流量の加温加湿ガスを鼻から投与する装置です。一方弁付き酸素マスクではありません。
覚えるポイント
- リザーバ付き酸素マスクには一方弁が付いています。
- 一方弁は、呼気の逆流や外気混入を抑える役割があります。
- 鼻カニューラは低流量酸素療法でよく使われます。
- ベンチュリーマスクは、一定濃度の酸素投与に用いられます。
- 高濃度酸素投与では、リザーババッグの膨らみと酸素流量を確認します。