38AM6|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME
細胞小器官について誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
## この問題のポイント
この問題では、**細胞小器官の役割**が問われています。
問い方は「誤っているのはどれか。」です。したがって、正答の選択肢は、記述内容としては誤りです。
## 解説
細胞小器官は、それぞれ役割が決まっています。
代表的な対応を押さえると、選択肢を判定しやすくなります。
- **核**:DNAを保持し、遺伝情報を管理する
- **ミトコンドリア**:ATPを産生する
- **滑面小胞体**:脂質合成、薬物代謝、カルシウム貯蔵などに関与する
- **ライソゾーム**:不要物や異物を分解する
- **ゴルジ体**:タンパク質や脂質の修飾、選別、輸送に関与する
ゴルジ体は、物質を修飾して分泌経路へ送る「仕分け・加工」の役割が中心です。
脂質の分解や合成を主に担う、という説明はゴルジ体の代表的機能としては不適切です。脂質合成は滑面小胞体、分解はライソゾームなどと結びつけて整理します。
> ひっかけポイント
> ゴルジ体は「合成そのもの」よりも、**修飾・濃縮・選別・輸送**を担うと覚えます。
## 選択肢の確認
1.記述としては正しい。
核内にはDNAが存在し、遺伝情報を保持しています。
2.記述としては正しい。
ミトコンドリアは酸化的リン酸化によりATPを生成します。細胞のエネルギー産生で重要です。
3.記述としては正しい。
滑面小胞体はカルシウム貯蔵に関与します。筋細胞では筋小胞体としてカルシウムの出入りが収縮に関係します。
4.記述としては正しい。
ライソゾームは加水分解酵素をもち、不要な物質や取り込まれた異物の分解に関与します。
5.正答。記述としては誤り。
ゴルジ体は主にタンパク質や脂質の修飾、選別、輸送に関与します。脂質の分解や合成を担う、という説明は不適切です。
## 覚えるポイント
- **核**はDNAを保持する。
- **ミトコンドリア**はATPを生成する。
- **滑面小胞体**は脂質合成、カルシウム貯蔵、薬物代謝に関与する。
- **ライソゾーム**は分解を担う。
- **ゴルジ体**は修飾、選別、輸送を担う。