38AM5|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能血液・免疫・凝固ABO式血液型・DIC・NK/液性免疫・凝固因子
がん細胞への自然免疫を担うのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、自然免疫と獲得免疫の違いが問われています。
がん細胞やウイルス感染細胞に対する初期防御で重要なのが、NK細胞です。
解説
NK細胞は、自然免疫に関わるリンパ球です。
NKは Natural Killer の略で、抗原を特異的に認識する前の段階でも、異常な細胞を攻撃できることが特徴です。
がん細胞では、正常細胞と比べてMHCクラスI分子の発現が低下することがあります。NK細胞はこのような異常を検知し、がん細胞やウイルス感染細胞を傷害します。
一方、B細胞、形質細胞、ヘルパーT細胞、細胞傷害性T細胞は、主に獲得免疫に関わります。
国家試験ではここを押さえる
自然免疫はNK細胞、好中球、マクロファージなどが中心です。獲得免疫はB細胞やT細胞が中心です。
選択肢の確認
1.正しい。
NK細胞は自然免疫を担い、がん細胞やウイルス感染細胞を攻撃します。
2.誤り。
B細胞は獲得免疫に関わり、抗原刺激を受けて抗体産生に関与します。
3.誤り。
形質細胞はB細胞が分化した細胞で、抗体を産生します。自然免疫の主役ではありません。
4.誤り。
ヘルパーT細胞は獲得免疫に関わり、B細胞や細胞傷害性T細胞の働きを調節します。
5.誤り。
細胞傷害性T細胞は、抗原特異的に標的細胞を傷害する獲得免疫の細胞です。がん細胞を攻撃しますが、この問題で問われている自然免疫の主役はNK細胞です。
覚えるポイント
- NK細胞は自然免疫でがん細胞を攻撃する。
- B細胞、形質細胞、T細胞は主に獲得免疫で働く。
- がん免疫では、自然免疫と獲得免疫の両方が関与する。
- 国家試験では「自然免疫」と出たらNK細胞を優先して確認する。