37PM5第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

人体の構造と機能細胞・代謝・薬理細胞小器官・ATP・糖質/脂質代謝・ADME

急性炎症が慢性期に移行したことを示唆する所見はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、急性炎症と慢性炎症の違いが問われています。

急性炎症では、血管反応と好中球の反応が目立ちます。一方、慢性期や修復過程では、線維芽細胞の増殖、膠原線維の形成、肉芽組織形成などが重要になります。

解説

急性炎症は、組織傷害や感染に対する早期の反応です。

急性炎症で典型的にみられる所見は次のとおりです。

  • 血管拡張
  • 血管透過性亢進
  • 液性成分の滲出
  • 好中球の遊走
  • 浮腫や組織圧上昇

これに対して、炎症が長引いたり修復へ向かったりすると、線維芽細胞が増殖し、膠原線維を産生して組織修復が進みます。

線維芽細胞の増殖は、肉芽組織形成や線維化に関係し、急性炎症が慢性期へ移行したことを示唆します。

ひっかけポイント
好中球、滲出、血管透過性亢進は急性炎症のキーワードです。線維芽細胞、肉芽組織、線維化が出てきたら慢性期や修復過程を考えます。

選択肢の確認

1.誤り。
好中球の遊走は急性炎症で目立つ所見です。細菌感染などの初期反応で重要です。

2.誤り。
血管透過性の亢進は急性炎症の代表的な血管反応です。血漿成分が組織へ出やすくなります。

3.誤り。
液性成分の滲出も急性炎症でみられる所見です。浮腫や滲出液の形成につながります。

4.誤り。
組織圧の上昇は、滲出や浮腫により急性期にも生じます。慢性期移行を最も示唆する所見ではありません。

5.正しい。
線維芽細胞の増殖は、肉芽組織形成や線維化に関係します。急性炎症が慢性期や修復過程へ移行したことを示唆する所見です。

覚えるポイント

  • 急性炎症では、好中球、血管透過性亢進、滲出が重要です。
  • 慢性期や修復過程では、線維芽細胞の増殖が重要です。
  • 線維芽細胞は膠原線維を産生します。
  • 肉芽組織形成や線維化は、慢性炎症・修復過程のキーワードです。
  • 炎症の時期を問う問題では、出てくる細胞の種類を確認します。

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