38AM41|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
ME安全管理学電撃・漏れ電流・医用電気設備マクロ/ミクロショック・装着部・JIS T 1022・非接地配線
非接地配線方式の構成に含まれないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
## この問題のポイント
この問題では、医用室で用いられる**非接地配線方式**の構成要素が問われています。
問い方は「構成に含まれないのはどれか。」です。したがって、正答は非接地配線方式の構成要素ではないものです。
## 解説
非接地配線方式は、医用室などで電源の一線地絡が起きても、すぐに電源供給を遮断せず、医療機器の運転継続を図るための配線方式です。
手術室や集中治療領域では、突然の電源遮断が患者生命に直結することがあります。そのため、地絡時に直ちに遮断するのではなく、**絶縁状態を監視して警報を出す**考え方が重要です。
非接地配線方式の主な構成は次のように整理できます。
- **絶縁変圧器**
- **絶縁監視装置**
- **電流監視装置**
- **過電流警報装置**
一方、漏電遮断器は漏電を検出して回路を遮断する装置です。非接地配線方式の目的は、第一故障で直ちに電源を遮断しないことなので、漏電遮断器は構成に含まれません。
> ME機器管理での注意点
> 非接地配線方式では、「遮断する」よりも「監視して警報を出す」ことが重要です。警報が出た場合は、使用中の医療機器、回路、絶縁状態を速やかに確認します。
## 選択肢の確認
1.正答。含まれません。
漏電遮断器は、漏電を検出して電源を遮断する装置です。非接地配線方式では、第一故障時に電源を直ちに遮断しないことが重要であるため、構成要素には含まれません。
2.含まれます。
絶縁変圧器は、接地系電源から二次側を絶縁し、非接地配線を構成する中心的な装置です。
3.含まれます。
絶縁監視装置は、非接地配線の絶縁状態を監視し、絶縁低下を検出するために用いられます。
4.含まれます。
電流監視装置は、非接地配線方式における異常状態の把握や安全管理に関係します。
5.含まれます。
過電流警報装置は、過電流状態を知らせるための装置です。非接地配線方式の安全管理に関係します。
## 覚えるポイント
- 非接地配線方式は、第一故障で直ちに電源を遮断しない。
- 中心となる装置は**絶縁変圧器**。
- **絶縁監視装置**で絶縁低下を監視する。
- 漏電遮断器は電源を遮断するため、非接地配線方式の構成には含まれない。
- 手術室などでは、電源の継続性と安全監視を両立させることが重要。