38AM26|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
生体計測装置学生体電気信号・雑音心電図/脳波・電極・SN比・テレメータ
繰り返し測定し平均することで影響を小さくできる誤差はどれか。
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正解: 1
正答
1
## この問題のポイント
この問題では、**誤差の種類**と、繰り返し測定によって小さくできる誤差が問われています。
測定値のばらつきと、測定値が一定方向にずれる誤差を区別することが重要です。
## 解説
繰り返し測定して平均することで影響を小さくできるのは、**偶然誤差**です。
偶然誤差は、測定ごとに値が上下にばらつく誤差です。原因には、わずかな環境変化、読み取りの揺らぎ、生体信号の変動、電気的雑音などがあります。
偶然誤差は、正の方向にも負の方向にもばらつくため、複数回測定して平均すると、ばらつきの影響を小さくできます。
一方、系統誤差のように常に同じ方向へずれる誤差は、何回平均しても取り除けません。校正、ゼロ点調整、測定法の見直しが必要です。
> ひっかけポイント
> 「平均で小さくなる」のは、測定値がランダムにばらつく誤差です。一定方向にずれる誤差は、平均しても残ります。
## 選択肢の確認
1.正しい。
偶然誤差は、測定ごとにランダムに変動する誤差です。繰り返し測定して平均することで影響を小さくできます。
2.誤り。
個人誤差は、測定者の癖や読み取り方の違いによって生じる誤差です。単に同じ測定者が繰り返して平均しても、必ずしも小さくなるとは限りません。
3.誤り。
系統誤差は、測定値が一定方向に偏る誤差です。平均しても偏りは残るため、校正や測定条件の修正が必要です。
4.誤り。
理論的誤差は、理論式や近似、モデル化の限界から生じる誤差です。繰り返し測定して平均するだけでは解決できません。
5.誤り。
測定器誤差は、測定器の精度、校正不良、ゼロ点ずれなどによる誤差です。平均ではなく、点検や校正で対応します。
## 覚えるポイント
- **偶然誤差**は平均で小さくできる。
- **系統誤差**は平均しても残る。
- 測定器誤差には校正や保守点検が必要。
- 生体計測では、ばらつきと偏りを分けて考える。
- 国家試験では「繰り返し測定」「平均」という言葉から偶然誤差を連想する。