38PM26第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体計測装置学生体電気信号・雑音心電図/脳波・電極・SN比・テレメータ

標準的な紙送り速度で脳波計測を行ったところ、図のような波形が得られた。網かけ部分の波形の種類はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、脳波の波形を見て、周波数帯からα波、β波、γ波、δ波、θ波を判別できるかが問われています。

図では、網かけ部分に約1秒あたり10回前後の波がみられます。これはα波の周波数帯に相当します。

解説

脳波は、主に周波数帯で分類します。代表的な分類は次の通りです。

  • δ波:およそ0.5〜4 Hz
  • θ波:およそ4〜8 Hz
  • α波:およそ8〜13 Hz
  • β波:およそ13〜30 Hz
  • γ波:およそ30 Hz以上

図の下には1 sの時間スケールが示されています。網かけ部分の波形をこの1秒スケールと比べると、1秒あたりおよそ10回前後の振動です。

周波数は「1秒間に何回振動するか」を表します。したがって、約10 Hz前後の波形であり、これはα波に該当します。

α波は、一般に安静閉眼時の後頭部優位な脳波として重要です。脳波問題では、波形の形そのものよりも、まず時間軸から周波数を読むことが大切です。

図で見るポイント
まず横軸の時間スケールを確認します。この図では1 sの基準が示されているため、網かけ部分に何周期入っているかを数えて周波数を推定します。

ひっかけポイント
振幅の50 μVに注目しすぎると迷いやすくなります。脳波の種類判定では、まず周波数を優先して確認します。

選択肢の確認

1.正しい。
α波はおよそ8〜13 Hzの脳波です。図の網かけ部分は1秒あたり約10回前後の振動であり、α波に相当します。

2.誤り。
β波はおよそ13〜30 Hzで、α波より高い周波数です。図の網かけ部分はβ波ほど速い波ではありません。

3.誤り。
γ波はおよそ30 Hz以上の高周波成分です。図の波形はγ波に相当するほど高周波ではありません。

4.誤り。
δ波はおよそ0.5〜4 Hzの徐波です。図の波形よりかなりゆっくりした波です。

5.誤り。
θ波はおよそ4〜8 Hzです。図の網かけ部分はこれよりやや速く、α波の範囲に入ります。

覚えるポイント

  • 脳波の分類は周波数帯で覚えます。
  • α波はおよそ8〜13 Hzです。
  • β波はα波より速く、およそ13〜30 Hzです。
  • δ波θ波は徐波として整理します。
  • 図問題では、時間スケールから1秒あたりの波の数を数えると判定しやすくなります。

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