38AM22|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学腎・消化器・血液疾患腎不全・透析原疾患・肝炎/肝硬変・貧血
正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、消化器疾患の疫学と病態が問われています。
食道癌、胃癌、虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病の特徴を区別して覚えます。
解説
虚血性腸炎は、大腸の血流が一時的に低下することで、腹痛、下痢、血便などをきたす疾患です。
高齢者では、動脈硬化、便秘、脱水、循環血液量の低下などにより腸管血流が低下しやすく、虚血性腸炎を起こしやすくなります。
一方、潰瘍性大腸炎は慢性炎症性腸疾患であり、長期罹患では大腸癌のリスクが高くなります。
クローン病は口腔から肛門まで、消化管のどの部位にも病変が起こり得る疾患で、大腸に限局するわけではありません。
ひっかけポイント
潰瘍性大腸炎は大腸に連続性病変、クローン病は全消化管に非連続性病変、と対比して覚えると整理しやすいです。
選択肢の確認
1.誤り。
食道癌は女性より男性に多い疾患です。飲酒や喫煙などが危険因子として重要です。
2.誤り。
胃癌による死亡は、診断や治療の進歩、検診などにより長期的には減少傾向として扱われます。「増加している」とする記述は不適切です。
3.正しい。
虚血性腸炎は高齢者に多くみられます。動脈硬化、脱水、便秘、循環不全などが背景となります。
4.誤り。
潰瘍性大腸炎では、長期の炎症により大腸癌のリスクが高くなります。「大腸癌になりにくい」は誤りです。
5.誤り。
クローン病は大腸に限局しません。口腔から肛門まで、消化管のあらゆる部位に病変が生じ得ます。
覚えるポイント
- 食道癌は男性に多い。
- 虚血性腸炎は高齢者に多い。
- 潰瘍性大腸炎は長期罹患で大腸癌リスクが上昇する。
- クローン病は全消化管に病変が起こり得る。
- 消化器疾患は、好発年齢、好発部位、癌化リスクで整理する。