38AM20第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

人体の構造と機能血液・免疫・凝固ABO式血液型・DIC・NK/液性免疫・凝固因子

免疫の関与が小さいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、腎疾患の原因として免疫が関与するかどうかが問われています。

糸球体腎炎の多くは免疫反応と関係しますが、糖尿病性腎症は主に糖尿病による代謝・血行動態異常が背景です。

解説

腎疾患には、免疫反応が関与するものと、代謝性疾患や血行動態異常が主な原因となるものがあります。

免疫の関与が大きい腎疾患では、免疫複合体の沈着、補体活性化、自己抗体などが病態に関係します。

一方、糖尿病性腎症は、長期間の高血糖によって糸球体の血管障害、基底膜肥厚、メサンギウム拡大などが進行する疾患です。

そのため、他の選択肢に比べて免疫の関与は小さいと考えます。

血液浄化療法との関係
糖尿病性腎症は慢性腎不全、透析導入の重要な原因です。臨床工学技士は、原疾患として糖尿病性腎症が多いことも押さえておく必要があります。

選択肢の確認

1.誤り。
膜性腎症は、糸球体基底膜側への免疫複合体沈着が関与する腎疾患です。免疫の関与が小さいとはいえません。

2.誤り。
IgA腎症は、IgAを含む免疫複合体が糸球体メサンギウム領域に沈着する疾患です。免疫が大きく関与します。

3.誤り。
ループス腎炎は全身性エリテマトーデスに伴う腎炎で、自己免疫が強く関与します。

4.正しい。
糖尿病性腎症は、高血糖による代謝異常や糸球体血行動態の変化が中心です。他の糸球体腎炎に比べて免疫の関与は小さいです。

5.誤り。
膜性増殖性糸球体腎炎は、免疫複合体や補体活性化などが関与する腎疾患です。免疫の関与が小さいとはいえません。

覚えるポイント

  • 多くの糸球体腎炎は免疫反応が関与する。
  • IgA腎症はIgA沈着が特徴。
  • ループス腎炎は自己免疫疾患に伴う腎炎。
  • 糖尿病性腎症は高血糖による代謝・血管障害が中心。
  • 透析導入の原疾患として糖尿病性腎症は重要。

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