37AM20|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
病理・臨床医学腎・消化器・血液疾患腎不全・透析原疾患・肝炎/肝硬変・貧血
ネフローゼ症候群の特徴でないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、ネフローゼ症候群の特徴が問われています。
ネフローゼ症候群の中心は、大量タンパク尿と低アルブミン血症です。そこから浮腫や脂質異常症につながります。
解説
ネフローゼ症候群では、糸球体の透過性が亢進し、尿中に大量のタンパク質が漏れ出します。その結果、血液中のアルブミンが低下します。
血漿膠質浸透圧が低下すると、血管内に水分を保ちにくくなり、浮腫が生じます。また、肝臓でのリポタンパク産生が増えるなどして、高LDLコレステロール血症などの脂質異常を伴います。
一方、血尿はネフローゼ症候群の中心的特徴ではありません。血尿は、糸球体腎炎などの腎炎症候群で目立つ所見として整理すると理解しやすくなります。
ひっかけポイント
ネフローゼ症候群は「タンパク尿」、腎炎症候群は「血尿」を中心に整理します。腎疾患では尿所見の違いがよく問われます。
選択肢の確認
1.特徴として該当します。
浮腫はネフローゼ症候群の代表的所見です。低アルブミン血症により血漿膠質浸透圧が低下し、浮腫が生じます。
2.正答。特徴ではありません。
血尿はネフローゼ症候群の中心的特徴ではありません。血尿は腎炎症候群などで重要な所見です。
3.特徴として該当します。
タンパク尿はネフローゼ症候群の中心的所見です。大量タンパク尿により低アルブミン血症が起こります。
4.特徴として該当します。
低アルブミン血症は、尿中へのタンパク喪失により生じます。浮腫の原因にもなります。
5.特徴として該当します。
ネフローゼ症候群では脂質異常症を伴いやすく、高LDLコレステロール血症がみられます。
覚えるポイント
- ネフローゼ症候群は、大量タンパク尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症が重要です。
- 血尿はネフローゼ症候群の中心所見ではありません。
- ネフローゼはタンパク尿、腎炎は血尿という整理が有用です。
- 浮腫は低アルブミン血症による膠質浸透圧低下と関連します。