37AM12第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

病理・臨床医学炎症・創傷治癒急性/慢性炎症・創傷治癒阻害・二次縫合

創傷治癒を阻害するのはどれか。 a.高血圧 b.糖尿病 c.ステロイドホルモン投与 d.放射線照射 e.正常妊娠

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、創傷治癒を遅らせる代表的因子が問われています。

創傷治癒を阻害しやすいものとして、特に重要なのは次の3つです。

  • 糖尿病
  • ステロイドホルモン投与
  • 放射線照射

解説

創傷治癒には、止血、炎症、増殖、成熟という過程があります。これらの過程には、血流、感染制御、炎症反応、線維芽細胞、コラーゲン合成などが関係します。

糖尿病では、高血糖により白血球機能低下、微小循環障害、感染リスク上昇が起こり、創傷治癒が遅れます。

ステロイドホルモンは炎症反応を抑えるため、過剰または長期の投与では創傷治癒に必要な炎症反応、線維芽細胞の働き、コラーゲン合成が抑制されます。

放射線照射は、細胞増殖や血管、線維芽細胞に障害を与え、組織修復を妨げます。

ひっかけポイント
高血圧は全身管理上は重要ですが、国家試験で問われる創傷治癒阻害因子としては、糖尿病、ステロイド、放射線照射、低栄養、感染、血流障害などを優先して押さえます。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1はa、b、cの組合せです。bの糖尿病とcのステロイドホルモン投与は創傷治癒を阻害しますが、aの高血圧はこの組合せ問題で選ぶ代表的な阻害因子ではありません。

2.誤り。
選択肢2はa、b、eの組合せです。bの糖尿病は創傷治癒を阻害しますが、aの高血圧とeの正常妊娠は、この問題で選ぶ阻害因子としては不適切です。

3.誤り。
選択肢3はa、d、eの組合せです。dの放射線照射は創傷治癒を阻害しますが、aとeが不適切です。

4.正しい。
選択肢4はb、c、dの組合せです。糖尿病、ステロイドホルモン投与、放射線照射はいずれも創傷治癒を阻害する代表的因子です。

5.誤り。
選択肢5はc、d、eの組合せです。cとdは創傷治癒を阻害しますが、eの正常妊娠は創傷治癒阻害因子として選ぶものではありません。

覚えるポイント

  • 糖尿病は感染、血流障害、白血球機能低下により創傷治癒を遅らせます。
  • ステロイドホルモン投与は炎症反応やコラーゲン合成を抑えます。
  • 放射線照射は細胞増殖や血管に障害を与えます。
  • 創傷治癒では、感染、低栄養、血流障害、糖尿病、ステロイドをセットで覚えます。

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