38AM14第38回 臨床工学技士国家試験 過去問

病理・臨床医学呼吸器疾患COPD・喘息・無気肺・ARDS・CO₂ナルコーシス

COPD について誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、COPDの特徴、診断、治療、予防が問われています。

問い方は「誤っているのはどれか。」です。したがって、正答の選択肢は、記述内容としては誤りです。

解説

COPDは、慢性閉塞性肺疾患のことです。

主な原因は喫煙で、肺気腫や慢性気管支炎を背景として、持続的な気流閉塞を示します。

診断ではスパイロメトリーが重要です。一般に、気管支拡張薬投与後の FEV1/FVC、つまり1秒率が70%未満であれば、閉塞性換気障害を示します。

ただし、喫煙者の大部分が必ずCOPDを発症するわけではありません。喫煙は最大の危険因子ですが、「喫煙者の80%以上に発症する」とする記述は過大です。

治療や管理では、禁煙、薬物療法、呼吸リハビリテーション、ワクチン接種、酸素療法などが重要になります。

呼吸療法での注意点
COPD患者では、酸素投与時にCO2貯留が問題になることがあります。酸素化だけでなく、呼吸状態、意識状態、PaCO2も意識して観察します。

選択肢の確認

1.記述としては正しい。
COPDは喫煙歴のある男性に多い疾患として扱われてきました。ただし、近年は女性や非喫煙者のCOPDにも注意が必要です。

2.正答。記述としては誤り。
喫煙はCOPDの重要な危険因子ですが、喫煙者の80%以上がCOPDを発症するわけではありません。この問題では「誤っているもの」を選ぶため、2が正答です。

3.記述としては正しい。
COPDではスパイロメトリーで FEV1/FVC、つまり1秒率が70%未満となることが診断上重要です。

4.記述としては正しい。
呼吸リハビリテーションは、運動耐容能や息切れの改善、日常生活動作の維持に役立ちます。

5.記述としては正しい。
COPDでは呼吸器感染を契機に増悪しやすいため、インフルエンザワクチン接種が推奨されます。

覚えるポイント

  • COPDの最大の危険因子は喫煙
  • 診断ではFEV1/FVCが70%未満を押さえる。
  • COPD管理では禁煙、薬物療法、呼吸リハビリテーションが重要。
  • 感染による増悪予防としてワクチン接種が重要。
  • 喫煙者の多くにCOPDが発症する、という表現は過大である。

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