37PM12第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

病理・臨床医学呼吸器疾患COPD・喘息・無気肺・ARDS・CO₂ナルコーシス

気管支喘息でみられるのはどれか。 a.アトピー素因 b.可逆性の気道狭窄 c.発作時のピークフロー増加 d.拘束性換気障害 e.気道過敏性の低下

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、気管支喘息の病態が問われています。

気管支喘息では、アトピー素因、気道炎症、気道過敏性亢進、可逆性の気道狭窄が重要です。

正しい小項目は、aとbです。

  • a.アトピー素因
  • b.可逆性の気道狭窄

解説

気管支喘息は、慢性の気道炎症を背景に、発作性の喘鳴、咳、呼吸困難をきたす疾患です。

アレルギー体質、つまりアトピー素因をもつ患者では、気管支喘息を発症しやすくなります。IgEを介したアレルギー反応が関係することがあります。

喘息発作では、気道平滑筋の収縮、気道粘膜の浮腫、粘液分泌増加により気道が狭くなります。ただし、気管支拡張薬などにより改善するため、可逆性の気道狭窄が特徴です。

発作時には気道狭窄により呼気流量が低下するため、ピークフローは増加ではなく低下します。

換気障害としては、空気を吐き出しにくくなる閉塞性換気障害が主体です。拘束性換気障害ではありません。

気道過敏性は低下ではなく、亢進します。刺激に対して気道が過剰に収縮しやすくなります。

呼吸療法での注意点
喘息発作では、呼気延長、喘鳴、努力呼吸、SpO₂、ピークフロー、意識状態を確認します。重症発作では、喘鳴が弱くなる場合もあり、換気不全に注意します。

選択肢の確認

1.正しい。
選択肢1はa、bの組合せです。アトピー素因と可逆性の気道狭窄はいずれも気管支喘息でみられます。

2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。aは正しいですが、eが誤りです。喘息では気道過敏性は低下ではなく亢進します。

3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。bは正しいですが、cが誤りです。発作時にはピークフローは増加ではなく低下します。

4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。cは誤りで、発作時のピークフローは低下します。dも誤りで、喘息は拘束性ではなく閉塞性換気障害です。

5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。どちらも不適切です。喘息では閉塞性換気障害と気道過敏性亢進が重要です。

覚えるポイント

  • 気管支喘息ではアトピー素因が関係します。
  • 喘息の気道狭窄は可逆性です。
  • 発作時のピークフローは低下します。
  • 喘息は閉塞性換気障害です。
  • 気道過敏性は亢進します。

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