37PM90第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体物性・医用材料生体電気・材料基礎膜電位・能動輸送・血液凝固・高分子材料

ポリエチレンテレフタレートを構成する結合はどれか。 a.-C-O-C- b.-C-C- c.-C(=O)-O- d.-Si-O- e.-C(=O)-N(H)-

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、ポリエチレンテレフタレート、PETを構成する化学結合が問われています。

PETは、テレフタル酸とエチレングリコールが縮合してできるポリエステルです。

重要なのは、PETには次の結合が含まれることです。

  • b.-C-C-
  • c.-C(=O)-O-

特に、cの -C(=O)-O- はエステル結合であり、PETを「ポリエステル」と呼ぶ理由になります。

図で見るポイント
図では、aはエーテル結合、bは炭素-炭素結合、cはエステル結合、dはシロキサン結合、eはアミド結合を示しています。PETでは、炭素骨格のC-C結合と、エステル結合が重要です。

解説

ポリエチレンテレフタレート、PETは、医用材料や日用品で広く使われる高分子材料です。

構造としては、テレフタル酸由来の芳香環部分と、エチレングリコール由来のエチレン鎖が、エステル結合でつながっています。

PETの基本的な特徴は、名前のとおりポリエステルであることです。

エステル結合は、

  • -C(=O)-O-

で表されます。

したがって、cはPETに含まれる重要な結合です。

また、PETの分子内には、エチレングリコール由来の炭素鎖や芳香環部分に炭素-炭素結合が含まれます。そのため、bの -C-C- もPETを構成する結合として正しいです。

一方、aの -C-O-C- はエーテル結合です。PETには酸素を含む結合がありますが、主な特徴はエーテル結合ではなくエステル結合です。

dの -Si-O- はシリコーンなどにみられるシロキサン結合です。PETの構成結合ではありません。

eの -C(=O)-N(H)- はアミド結合です。ナイロンやタンパク質、ポリアミド系材料で重要ですが、PETはポリアミドではなくポリエステルです。

ひっかけポイント
PETは「ポリエチレン」と名前に入っていますが、単なるポリエチレンではありません。PETはポリエステルなので、エステル結合 -C(=O)-O- を必ず選びます。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1はa、bの組合せです。bのC-C結合はPETに含まれますが、aのエーテル結合 -C-O-C- はPETの代表的な構成結合としては不適切です。

2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。aはエーテル結合、eはアミド結合です。PETはポリエステルであり、アミド結合を主構造とする材料ではありません。

3.正しい。
選択肢3はb、cの組合せです。PETには炭素-炭素結合とエステル結合 -C(=O)-O- が含まれます。

4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。cのエステル結合は正しいですが、dの -Si-O- はシリコーン系材料にみられる結合であり、PETには含まれません。

5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。dはシロキサン結合、eはアミド結合です。どちらもPETの代表的な構成結合ではありません。

覚えるポイント

  • PETはポリエチレンテレフタレートです。
  • PETはポリエステルに分類されます。
  • エステル結合は -C(=O)-O- です。
  • PETには炭素骨格として -C-C- 結合も含まれます。
  • -Si-O- はシリコーン系材料、-C(=O)-N(H)- はアミド結合として整理します。

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