37PM89|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
医用材料と用途との組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、医用材料と代表的な用途の対応が問われています。
正しい組合せは、
- ポリスルフォン 透析膜
です。
ポリスルフォンは、血液透析で用いられるダイアライザ膜材料として重要です。
解説
医用材料は、用途に応じて求められる性質が異なります。
血液と接触する材料では、血液適合性、機械的強度、滅菌耐性、加工性、溶出物の少なさなどが重要です。
ポリスルフォンは、透析膜として広く用いられる合成高分子材料です。透水性や溶質除去性能、機械的強度、加工性に優れ、ダイアライザの中空糸膜材料として重要です。
一方、セルロース系材料は透析膜として用いられてきた材料ですが、血液回路の代表材料ではありません。血液回路には、柔軟性や透明性をもつポリ塩化ビニルなどが用いられます。
ポリ塩化ビニルは血液回路やチューブ類でよく使われますが、人工血管の代表材料ではありません。人工血管では、ポリテトラフルオロエチレンやポリエステルなどが重要です。
ポリグリコール酸は吸収性縫合糸などに用いられる生分解性材料です。眼内レンズの代表材料ではありません。眼内レンズでは、アクリル系材料、シリコーン、PMMAなどが用いられます。
ポリテトラフルオロエチレンは、人工血管などで重要な材料です。血漿分離膜の代表的用途としてこの組合せを選ぶのは不適切です。
医用材料での注意点
材料名だけでなく、どの医療機器に使われるかをセットで覚えると整理しやすくなります。血液回路、透析膜、人工血管、縫合糸、眼内レンズは頻出です。
選択肢の確認
1.誤り。
セルロースは透析膜材料として用いられてきた材料です。血液回路の代表的材料としては不適切です。
2.正しい。
ポリスルフォンは透析膜に用いられる代表的な高分子材料です。ダイアライザの中空糸膜材料として重要です。
3.誤り。
ポリ塩化ビニルは血液回路やチューブ類に用いられる材料です。人工血管の代表材料ではありません。
4.誤り。
ポリグリコール酸は吸収性縫合糸などに用いられる生分解性材料です。眼内レンズの代表材料ではありません。
5.誤り。
ポリテトラフルオロエチレンは人工血管などに用いられる材料として重要です。血漿分離膜との組合せとしては不適切です。
覚えるポイント
- ポリスルフォンは透析膜材料として重要です。
- セルロース系材料も透析膜で用いられてきました。
- ポリ塩化ビニルは血液回路やチューブ類で重要です。
- ポリテトラフルオロエチレンは人工血管で重要です。
- ポリグリコール酸は吸収性縫合糸などに用いられます。