9AM47|第9回 公認心理師国家試験 過去問
古典的恐怖条件づけの手続の説明として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、古典的恐怖条件づけの基本手続が問われています。
もともとは恐怖を引き起こさない刺激が、恐怖を引き起こす刺激と対になって提示されることで、恐怖反応を引き起こすようになる点がポイントです。
解説
古典的条件づけは、ある刺激と別の刺激が繰り返し結びつくことで、もともと反応を引き起こさなかった刺激が反応を引き起こすようになる学習です。
恐怖条件づけでは、例えば、もともとは恐怖を引き起こさない音が、強い恐怖を引き起こす刺激と一緒に提示されます。その結果、音だけでも恐怖反応が生じるようになります。
このとき、もともとは恐怖を引き起こさない刺激が条件刺激、恐怖を引き起こす刺激が無条件刺激、学習後に条件刺激に対して生じる恐怖反応が条件反応です。
ひっかけポイント
自発的行動とその結果の関係を扱うのはオペラント条件づけです。古典的条件づけでは、刺激と刺激の結びつきに注目します。
恐怖症や PTSD などの理解では、恐怖条件づけや回避行動の維持が重要になります。心理支援では、曝露療法などの行動療法的理解にもつながります。
選択肢の確認
1.特定の自発的行動への、恐怖反応を誘発する刺激の随伴
判定:誤り。
自発的行動に刺激が随伴するという説明は、オペラント条件づけに近い表現です。古典的恐怖条件づけでは、自発的行動ではなく、刺激と刺激の結びつきが中心です。
2.特定の自発的行動に随伴した、恐怖反応を誘発する刺激の除去
判定:誤り。
自発的行動の後に嫌悪刺激が除去されることは、負の強化などのオペラント条件づけで説明されます。古典的恐怖条件づけの手続ではありません。
3.回避や対処が不可能な形での、恐怖反応を誘発する刺激の繰り返し提示
判定:誤り。
回避や対処が不可能な嫌悪刺激の反復提示は、学習性無力感の形成に関係する説明です。古典的恐怖条件づけの手続として最も適切ではありません。
4.もともとは恐怖反応を誘発しない刺激への、恐怖反応を誘発する刺激の随伴
判定:最も適切。
もともとは恐怖反応を引き起こさない刺激が、恐怖反応を引き起こす刺激と対になって提示されることで、その刺激だけでも恐怖反応が生じるようになります。古典的恐怖条件づけの説明として適切です。
覚えるポイント
- 古典的条件づけは、刺激と刺激の結びつきによる学習です。
- 恐怖条件づけでは、中性刺激が恐怖刺激と結びつき、恐怖反応を引き起こすようになります。
- 自発的行動と結果の関係を扱うのは、オペラント条件づけです。
- 回避不能な嫌悪刺激の反復提示は、学習性無力感と関連します。