7AM10|第7回 公認心理師国家試験 過去問
ある1 つの刺激に対して生じている反応が、類似したその他の刺激においても同様に生じる現象を説明する概念として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、学習心理学における刺激と反応の広がりが問われています。
キーワードは、「ある1つの刺激に対する反応」が「類似したその他の刺激」にも生じることです。
解説
般化とは、ある刺激に対して形成された反応が、その刺激と似た別の刺激に対しても生じる現象です。
たとえば、白衣を着た医師の診察で怖い経験をした子どもが、白衣を着た看護師や検査技師を見ても不安を示す場合、反応が類似刺激に広がっていると考えられます。
古典的条件づけでもオペラント条件づけでも、般化は重要です。特定の刺激や状況だけでなく、似た刺激や似た場面にも反応が広がるため、心理支援では不安や回避行動がどの範囲に広がっているかをアセスメントする視点にもつながります。
ひっかけポイント
「似た刺激にも同じ反応」が出たら 般化 です。反応が弱まる消去、同じ刺激への反応低下である馴化とは区別します。
選択肢の確認
1.馴化
判定:適切とはいえない。
馴化は、同じ刺激が繰り返し提示されることで、その刺激に対する反応が弱まる現象です。類似した他の刺激に反応が広がることではありません。
2.消去
判定:適切とはいえない。
消去は、条件刺激と無条件刺激の結びつきがなくなったり、強化が与えられなくなったりすることで、条件反応や行動が減少する過程です。類似刺激にも同じ反応が生じる現象ではありません。
3.般化
判定:最も適切。
ある刺激に対して生じた反応が、類似した刺激に対しても生じる現象です。問題文の説明に合致します。
4.負の強化
判定:適切とはいえない。
負の強化は、不快な刺激が取り除かれることによって行動の生起頻度が高まることです。類似刺激に反応が広がる現象ではありません。
5.高次条件づけ
判定:適切とはいえない。
高次条件づけは、すでに条件反応を引き起こす条件刺激と別の中性刺激を結びつけることで、その別の刺激も条件反応を引き起こすようになる現象です。類似刺激への反応の広がりである般化とは異なります。
覚えるポイント
- 般化は、似た刺激にも同じような反応が生じることです。
- 馴化は、同じ刺激への反応が繰り返しで弱まることです。
- 消去、負の強化、高次条件づけとの違いを具体例で区別します。