7PM131|第7回 公認心理師国家試験 過去問
オペラント条件づけの理論を応用したプログラム学習の要件として、適切なものを 2 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1・3
正答
1、3
この問題のポイント
この問題では、オペラント条件づけを応用したプログラム学習の特徴が問われています。
2つ選ぶ問題なので、プログラム学習の基本要件を選択肢ごとに確認します。
解説
プログラム学習は、B. F. Skinner のオペラント条件づけの考え方を教育に応用した学習方法です。
学習内容を小さな単位に分け、学習者が一つずつ反応し、その反応に対してすぐにフィードバックを得ながら進めていきます。正しい反応が強化されることで、学習が段階的に成立していくと考えます。
重要な特徴は、次のように整理できます。
- 学習者が自分のペースで進められる。
- 課題が小さなステップに細分化されている。
- 課題が系列化され、難易度順に配置されている。
- 学習者が能動的に反応する。
- 反応後すぐに正誤のフィードバックが与えられる。
したがって、本問では、学習者のペースで進めることができることと、課題が系列化・細分化され、難易度順に配置されることが正答です。
学習心理学のポイント
プログラム学習は、反応、即時フィードバック、スモールステップ、自己ペースを押さえます。発見学習とは区別します。
選択肢の確認
1.学習者のペースで進めることができる。
判定:正しい。
プログラム学習では、学習者が自分の理解度に合わせて進めることができます。自己ペースで学習できることは、プログラム学習の重要な特徴です。
2.これから学ぶ内容に関連した情報が事前に与えられている。
判定:誤り。
これは先行オーガナイザーなどの考え方に近い説明です。学習内容の見通しを与えることは教育上有用ですが、オペラント条件づけを応用したプログラム学習の中心的要件ではありません。
3.課題は系列化・細分化され、難易度順に配置されて提示される。
判定:正しい。
プログラム学習では、課題を小さなステップに分け、易しいものから難しいものへ段階的に提示します。正反応を積み重ねて学習を進めるために重要です。
4.正誤のフィードバックは、課題を回答した後にしばらく時間を置いて提示される。
判定:誤り。
プログラム学習では、回答後すぐに正誤のフィードバックを与えることが重要です。時間を置くよりも、即時フィードバックによって正反応が強化されます。
5.科学的な法則や原理について、学習者自身が探求することを通じて推論をしていく。
判定:誤り。
これは発見学習に近い説明です。プログラム学習は、探索的に原理を発見させるよりも、系列化された小課題と即時フィードバックによって学習を進める方法です。
覚えるポイント
- プログラム学習は、オペラント条件づけを教育に応用した方法です。
- スモールステップ、即時フィードバック、自己ペースが重要です。
- 発見学習や先行オーガナイザーと混同しないようにします。