9AM31第9回 公認心理師国家試験 過去問

心理学基礎-06 感覚・知覚:視覚・奥行き・精神物理

三半規管の障害によって影響を受ける感覚として、最も適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、内耳にある三半規管の役割が問われています。

三半規管は、身体や頭部の回転運動を感知し、姿勢の保持やめまいの発生に関係する平衡覚の器官です。

解説

三半規管は内耳の前庭器官の一部で、頭がどの方向に回転したかを感じ取る働きをもちます。

平衡覚には、身体の傾き、回転、加速度などを感知し、姿勢を保つ働きがあります。三半規管は特に回転加速度を感知し、耳石器は直線加速度や重力方向を感知します。

三半規管に障害があると、めまい、ふらつき、眼振、姿勢保持の困難などが生じることがあります。心理支援の場面でも、強いめまいや身体症状が不安を高めることがあるため、身体疾患や耳鼻科的問題との関連を考える視点が重要です。

ひっかけポイント
内耳には聴覚に関わる蝸牛もありますが、三半規管は聴覚ではなく平衡覚に関わります。

感覚・知覚の問題では、感覚器官と感覚の対応を正確に押さえることが大切です。

選択肢の確認

1.嗅覚
判定:誤り。
嗅覚は、においを感じる感覚で、鼻腔の嗅上皮や嗅神経に関係します。三半規管の障害によって直接影響を受ける感覚ではありません。

2.聴覚
判定:誤り。
聴覚は、音を感じる感覚で、内耳の蝸牛や聴神経に関係します。三半規管も内耳にありますが、三半規管が主に担うのは聴覚ではなく平衡覚です。

3.味覚
判定:誤り。
味覚は、舌などにある味蕾を通じて味を感じる感覚です。三半規管の障害とは直接関係しません。

4.温痛覚
判定:誤り。
温痛覚は、温度や痛みを感じる体性感覚です。皮膚や末梢神経、脊髄、脳の感覚処理に関係します。三半規管の障害によって直接影響を受ける感覚ではありません。

5.平衡覚
判定:最も適切。
三半規管は、身体や頭部の回転運動を感知し、平衡覚に関与します。障害があると、めまい、ふらつき、姿勢保持の困難などが起こることがあります。

覚えるポイント

  • 三半規管は、内耳にある平衡覚の器官です。
  • 三半規管は、主に頭部の回転運動を感知します。
  • 聴覚に関わる主な器官は、内耳の蝸牛です。
  • めまい、ふらつき、眼振がある場合、前庭系の問題も考えます。

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