9AM34|第9回 公認心理師国家試験 過去問
覚醒時の脳波に類似した低振幅速波が脳波上で優勢となり、夢をみることが多い睡眠段階として、最も適切なものを 1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、睡眠段階のうちレム睡眠の特徴が問われています。
手がかりは、覚醒時に似た低振幅速波、夢をみることが多い、という記述です。
解説
レム睡眠は、急速眼球運動がみられる睡眠段階です。脳波は覚醒時に近い低振幅速波が優勢になり、脳は比較的活発に活動しています。
一方で、骨格筋の緊張は低下します。そのため、レム睡眠は「脳は活動しているが身体は休んでいる」ような状態として理解できます。
夢をみることが多いのもレム睡眠の特徴です。夢はノンレム睡眠中にも生じることがありますが、鮮明で物語性のある夢はレム睡眠で多いとされます。
ひっかけポイント
レム睡眠は、脳波だけ見ると覚醒に近い点が特徴です。深い眠りを表す徐波睡眠とは区別します。
睡眠の問題では、レム睡眠、ノンレム睡眠、徐波睡眠、夢、筋緊張、眼球運動をセットで整理しておくと解きやすくなります。
選択肢の確認
1.レム睡眠
判定:最も適切。
レム睡眠では、覚醒時に類似した低振幅速波が脳波上でみられ、急速眼球運動が生じます。夢をみることが多い睡眠段階であり、本問の説明に合致します。
2.ノンレム睡眠(第Ⅰ期)
判定:誤り。
ノンレム睡眠第Ⅰ期は、覚醒から睡眠へ移行する浅い睡眠段階です。うとうとした状態で、入眠期にあたります。夢をみることが多く、低振幅速波が優勢な睡眠段階としてはレム睡眠が適切です。
3.ノンレム睡眠(第Ⅱ期)
判定:誤り。
ノンレム睡眠第Ⅱ期は、睡眠紡錘波や K 複合がみられる段階です。睡眠全体の中で比較的多くを占めますが、覚醒時に似た低振幅速波と夢の多さを特徴とする段階ではありません。
4.ノンレム睡眠(第Ⅲ期)
判定:誤り。
ノンレム睡眠第Ⅲ期は、深い睡眠に近づく段階で、徐波が増えてきます。低振幅速波が優勢なレム睡眠とは異なります。
5.ノンレム睡眠(第Ⅳ期)
判定:誤り。
ノンレム睡眠第Ⅳ期は、深い徐波睡眠として整理される段階です。脳波では高振幅徐波が中心となり、覚醒時に似た低振幅速波が優勢なレム睡眠とは異なります。
覚えるポイント
- レム睡眠は、急速眼球運動、夢、低振幅速波が特徴です。
- レム睡眠では、脳は活動的ですが筋緊張は低下します。
- ノンレム睡眠の深い段階では、徐波が多くなります。
- 第Ⅱ期では、睡眠紡錘波や K 複合が重要です。