9AM13第9回 公認心理師国家試験 過去問

発達心理学-09 発達理論・生態学的システム

U. Bronfenbrenner が提唱した生態学的システム論において、子どもを中心とした場合、子どもの家庭と在籍する幼稚園の相互関係を表す用語として、最も適切なものを 1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、U. Bronfenbrenner の生態学的システム論における各システムの区別が問われています。

子どもを中心に考えたとき、家庭と幼稚園という、子どもが直接関わる複数の場面同士の関係を表すのはメゾシステムです。

解説

生態学的システム論は、子どもの発達を、本人だけでなく、家庭、学校、地域、社会制度、文化、時代変化などの環境との相互作用から理解する理論です。

子どもの発達を支える環境は、いくつかの層として整理されます。

ミクロシステムは、子どもが直接関わる環境です。家庭、幼稚園、学校、友人関係などが該当します。

メゾシステムは、複数のミクロシステム同士の相互関係です。例えば、家庭と幼稚園の連携、保護者と担任の関係、家庭での養育方針と園での関わりのつながりなどが該当します。

本問では、子どもの家庭と在籍する幼稚園の相互関係が問われているため、正答はメゾシステムです。

国家試験ではここを押さえる
「本人が直接関わる場」はミクロシステム、「直接関わる場同士の関係」はメゾシステムです。

公認心理師の支援でも、子ども本人だけを見て判断するのではなく、家庭、園、学校、地域資源のつながりを把握することが重要です。教育領域や福祉領域では、保護者支援や関係機関連携の視点にもつながります。

選択肢の確認

1.メゾシステム
判定:最も適切。
メゾシステムは、子どもが直接関わる複数のミクロシステム同士の相互関係を表します。家庭と幼稚園の相互関係は、家庭というミクロシステムと幼稚園というミクロシステムの関係であるため、メゾシステムに該当します。

2.エクソシステム
判定:誤り。
エクソシステムは、子どもが直接参加していないが、子どもに影響を及ぼす環境を指します。保護者の職場、地域の行政サービス、保育制度などが例です。本問の家庭と幼稚園はいずれも子どもが直接関わる場であり、その相互関係はメゾシステムです。

3.クロノシステム
判定:誤り。
クロノシステムは、時間の経過や発達段階、社会的変化、ライフイベントなどの時間的側面を表します。家庭と幼稚園の相互関係そのものを指す用語ではありません。

4.マクロシステム
判定:誤り。
マクロシステムは、文化、価値観、法律、社会制度、経済状況など、より大きな社会的文脈を表します。家庭と幼稚園の具体的な相互関係を表す用語ではありません。

5.ミクロシステム
判定:誤り。
ミクロシステムは、家庭や幼稚園など、子どもが直接関わる個々の環境を指します。本問では、家庭と幼稚園という複数のミクロシステムの相互関係が問われているため、メゾシステムが適切です。

覚えるポイント

  • ミクロシステムは、子どもが直接関わる場です。
  • メゾシステムは、ミクロシステム同士の関係です。
  • エクソシステムは、子どもが直接関わらないが影響を受ける環境です。
  • マクロシステムは、文化や社会制度など大きな文脈です。
  • クロノシステムは、時間経過や社会変化を含む視点です。

関連問題

9AM129AM14
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)