8PM87|第8回 公認心理師国家試験 過去問
動物の生涯の中で敏感期のみに生じる、特定刺激に対する半永久的な学習を表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、敏感期に生じる半永久的な学習である刻印づけが問われています。
キーワードは、「敏感期」「特定刺激」「半永久的な学習」です。
解説
刻印づけとは、動物の発達の特定時期、つまり敏感期に、特定の対象や刺激に対して急速に形成される比較的持続的な学習です。
代表例として、鳥類のひなが孵化後まもなく見た動く対象を親として追従する現象が知られています。これは通常の試行錯誤学習とは異なり、特定の時期に起こりやすく、その後も長く影響が残る点が特徴です。
刻印づけは、動物行動学や発達心理学で重要な概念です。敏感期や臨界期、愛着形成、初期経験の影響を理解する際にも関連して出題されることがあります。
発達心理学のポイント
刻印づけは、敏感期に起こる半永久的な学習として覚えます。ローレンツのガンの研究と結び付けると理解しやすいです。
選択肢の確認
1.反射
判定:適切とはいえない。
反射は、特定の刺激に対して自動的に生じる生得的な反応です。敏感期に特定刺激へ半永久的な学習が生じる現象ではありません。
2.刻印づけ
判定:最も適切。
敏感期に特定の対象や刺激に対して形成される、比較的半永久的な学習です。問題文の説明に合致します。
3.無条件反応
判定:適切とはいえない。
無条件反応は、古典的条件づけにおいて、無条件刺激に対して生得的に生じる反応です。敏感期に形成される学習ではありません。
4.自動反応形成
判定:適切とはいえない。
自動反応形成は、特定の学習理論用語として本問の説明に対応しません。敏感期における半永久的学習を表す用語は刻印づけです。
5.生得的解発機構
判定:適切とはいえない。
生得的解発機構は、特定の刺激によって本能的行動が解発される仕組みを指します。敏感期に特定刺激に対して形成される学習そのものではありません。
覚えるポイント
- 刻印づけは、敏感期に起こる半永久的な学習です。
- 代表例は、ひなが孵化後に見た動く対象を追従する現象です。
- 反射や無条件反応は、生得的反応であり、刻印づけとは区別します。